第113回 天皇賞（春） (G1)

レース展開

テイエムジャンボが隊列をリードする展開、少し離れた2番手を進むスギノブルボン

先手を奪ったのはテイエムジャンボ。後続を2馬身以上離してレースを引っ張っていく。単独の2番手にスギノブルボンが続く。やや離れて、ロイスアンドロイスが3番手の絶好位につける。そのすぐ後ろ、マヤノトップガンは好位に取り付く。先団後ろのポジションに付けたのはウイニングウエイ。その1馬身後ろ、インターユニークは中団やや前。ベストタイアップとナリタブライアンは中団馬群のちょうど真ん中を併走。インターライナー、サクラローレル、ハギノリアルキングらは中団後方の位置。ユウセンショウとサマーサスピションは後方4番手に待機して前方各馬の出方をうかがう。後方2番手の位置でじっと我慢して力を溜めるのはカミノマジックとホッカイルソー。しんがりにタマモハイウェイがいる隊列で最初のコーナーを通過。

天皇賞（春）、サクラローレルがダイナミックなレース運びで春の盾を奪取

先頭はマヤノトップガンでリードは体半分。2番手にナリタブライアンが続く。その後ろ、テイエムジャンボとスギノブルボンが3番手。1馬身離れて、ロイスアンドロイス、サクラローレル、インターユニーク、ハギノリアルキングらが5番手。このような先行勢の隊列で、最終コーナーを通過した。

直線コースに入って、2番手から抜け出したのは1番人気のナリタブライアン。そのまま押し切る態勢だったが、先行勢の後ろにいたサクラローレルが次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は後続に2馬身半の差をつけてトップでゴールへと飛び込んだ。2着には、2番手の位置から目覚ましい伸び脚で猛進した1番人気のナリタブライアンが続き、2着と1馬身3/4差の3着には、中団後方の位置から電光石火の末脚を繰り出したホッカイルソーが入った。そこから2馬身遅れた4着には、先行勢の後ろで直線を迎えたハギノリアルキングが入線、さらにハナ差の5着には、途中から先頭に立ったマヤノトップガンが食い込んだ。