シゲルキシュウ（2011年生、母シゲルイブキヤマ）

シゲルキシュウ（2011年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋『紀州』。令制国『紀伊国』の別称」。毛色は芦毛。種牡馬のパイロ（当時6歳）と交配したシゲルイブキヤマが6歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は長濱秀昭。戦績は、中央平地10戦0勝、中央障害8戦0勝、地方21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2016年の3歳以上C1-3。

経歴

デビュー前

佐藤吉勝厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2013年）

8月25日、デビュー戦は大野拓弥騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。馬体重は464kg。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では圧巻の末脚を披露したが、4着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず10着に敗れた。

10月12日、中3週で迎えた3戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

12月1日、中6週で迎えた4戦目は、丸田恭介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月23日、中2週で迎えた5戦目は、2歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で丸田恭介騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

3歳（2014年）

1月11日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で丸田恭介騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に敗れた。

7月13日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた7戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

7月26日、中1週で迎えた8戦目は、M.エスポジート騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後は垂れてしまい14着に終わった。

9月7日、中5週で迎えた9戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で大外15番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

9月27日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に敗れた。

11月29日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、金子光希騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 小雨）に出走。13頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2015年）

1月25日、中7週で迎えた12戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。12着に終わった。

3月22日、中7週で迎えた13戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で大外14番ゲートからスタート。11着に終わった。

4月25日、中4週で迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2770m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で草野太郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。10着に終わった。

5月10日、中1週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で草野太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

6月13日、中4週で迎えた16戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝→ダート3000m 晴）に出走。鞍上は4戦連続で草野太郎騎手（3戦0勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月11日、中3週で迎えた17戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で草野太郎騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた18戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2770m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で草野太郎騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。10着に終わった。

8月18日、中2週で迎えた19戦目は、山下裕貴騎手を鞍上に迎えて、BAOO荒尾・J-PLACE荒尾賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた20戦目は、アイオライト特選（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

10月3日、中1週で迎えた21戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、季秋特選（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた22戦目は、ムーンライト特選（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（2戦0勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見所を作れず4着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた23戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、菊の香特選（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた24戦目は、神楽月特選（佐賀ダート1750m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口勲騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では上々の伸びを見せたが、勝ったハートオブジュンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月29日、連闘で迎えた25戦目は、シクラメン賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したラジアントカットを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2016年）

1月3日、中4週で迎えた26戦目は、福寿草賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

1月23日、中2週で迎えた27戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた28戦目は、初花月賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（5戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るシーセクションを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

3月5日、中3週で迎えた29戦目は、陽春賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（6戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

4月17日、中5週で迎えた30戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（3戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた31戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山下裕貴騎手（4戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

5月15日、中1週で迎えた32戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下裕貴騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月22日、連闘で迎えた33戦目は、雨月賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山下裕貴騎手（6戦0勝）。7頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた34戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山下裕貴騎手（7戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が冴えず3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で山下裕貴騎手（8戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた36戦目は、渡辺博文騎手を鞍上に迎えて、七夕賞（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた37戦目は、熊本地震復興支援がんばれ九州の馬産地賞（佐賀ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は山下裕貴騎手（9戦0勝）。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではビュッとキレる脚を見せたが、伸びてきたムーンパスラブ決め手に屈してハナ差の2着となった。

8月14日、中3週で迎えた38戦目は、3歳以上C1-4（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山口勲騎手（7戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のカシノリクノオウをクビ差振り切って2勝目を奪取した。

9月4日、中2週で迎えた39戦目は、3歳以上C1-3（佐賀ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（8戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて、最後は2着のムーンパスラブを半馬身振り切ってファンの高評価に応えた。