スマイルサルファー（2018年生、母カワカミタキオン）

スマイルサルファー（2018年2月2日）は、日本の競走馬。毛色は栗毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時21歳）と交配したカワカミタキオンが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は三石川上牧場。2021年の兵庫ダービー(地方重賞)に勝利した他、2023年のくろゆり賞を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、三石川上牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、松野真一によって388.8万円で落札された。

渡瀬寛彰厩舎（西脇）へ入厩。

2歳（2020年）

5月20日、デビュー戦は大山真吾騎手を鞍上に据えて、2歳（園田ダート820m 晴/稍重）に出走。馬体重は450kg。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオンドレースンドレに7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月10日、約4か月の休み明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた2戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1230m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月15日、中4週で迎えた3戦目は、2歳地方重賞の兵庫若駒賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（2戦1勝）。12頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、勝ったツムタイザンに詰め切れず、8馬身差の2着となった。

10月29日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアッパートライ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のユナチャンを半馬身振り切って単勝一倍台の支持に応えた。

3歳（2021年）

3月4日、約4か月の休み明けで迎えた5戦目は、3歳地方重賞の兵庫ユースカップ（姫路ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で大山真吾騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

4月15日、中5週で迎えた6戦目は、3歳地方重賞の菊水賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大山真吾騎手（5戦2勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた7戦目は、3歳A（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山真吾騎手（6戦2勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたシェナキング決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で大山真吾騎手（7戦2勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシェナキングをハナ差振り切って3勝目を掴み取った。

8月18日、中9週で迎えた9戦目は、3歳S2の黒潮盃（大井ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は9戦連続で大山真吾騎手（8戦3勝）。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

9月14日、中3週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の西日本ダービー（名古屋ダート1900m 雨/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で大山真吾騎手（9戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のシェナキングに1馬身の差をつけて優勝

12月2日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で大山真吾騎手（10戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月30日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で大山真吾騎手（11戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では途轍もない末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のシークレットローザをクビ差振り切って断トツ人気に応えた。

4歳（2022年）

2月4日、中4週で迎えた13戦目は、地方重賞の梅見月杯（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で大山真吾騎手（12戦5勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

3月27日、中6週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた14戦目は、地方重賞のはがくれ大賞典（佐賀ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で大山真吾騎手（13戦5勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエイシンニシパに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4月28日、中4週で迎えた15戦目は、地方重賞のオグリキャップ記念（笠松ダート2500m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で大山真吾騎手（14戦5勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた16戦目は、早乙女特別（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で大山真吾騎手（15戦5勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったタガノウィリアムに詰め切れず、7馬身差の2着となった。

7月1日、中2週で迎えた17戦目は、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で大山真吾騎手（16戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のフーズサイドに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月11日、中9週で迎えた18戦目は、地方重賞の鳥栖大賞（佐賀ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で大山真吾騎手（17戦6勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた19戦目は、淡路市コウノトリ特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は19戦連続で大山真吾騎手（18戦6勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のエイシンニシパに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

12月1日、中5週で迎えた20戦目は、地方重賞の園田金盃（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は20戦連続で大山真吾騎手（19戦7勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は減速してしまい9着に敗れた。

5歳（2023年）

8月16日、約8か月半の休み明けで迎えた21戦目は、くろゆり賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は21戦連続で大山真吾騎手（20戦7勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のファルコンウィングを3/4馬身振り切って久々の一戦をモノにした。

6歳（2024年）

6月20日、約10か月半の休養明けで迎えた22戦目は、田野豊三騎手を鞍上に迎えて、夏至特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では我慢強くタフに走り抜いたが、勝ったナムラタタにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

7月18日、中3週で迎えた23戦目は、盛夏特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（21戦8勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

8月15日、中3週で迎えた24戦目は、くろゆり賞（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（22戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

9月20日、中4週で迎えた25戦目は、園田チャレンジカップ（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（23戦8勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、3着に入った。

10月17日、中3週で迎えた26戦目は、ゴールド争覇オープン（名古屋ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（24戦8勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。