レイナデアブリル（2009年生、母エルレイナ）

レイナデアブリル（2009年3月27日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「４月の女王（西）。母名、母母名より連想」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時17歳）と交配したエルレイナが20歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方12戦5勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の全日本新人王争覇戦第1戦(一般C3-9)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、丸山担によって1,050万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

5月13日、デビュー戦はC.ウィリアムズ騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず11着に敗れた。

6月10日、中3週で迎えた2戦目は、松岡正海騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/重）に出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

8月18日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村宏司騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた5戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

10月20日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したリワードアンクを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月28日、連闘で迎えた7戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るピントゥハティを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月17日、中2週で迎えた8戦目は、倉兼育康騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のフジゴウシュウに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月12日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3-8（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で倉兼育康騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るドナアンカーを猛烈な末脚で半馬身差し切って下馬評通りの実力を証明した。

12月31日、中2週で迎えた10戦目は、西森将司騎手を鞍上に迎えて、GブライドルT特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

4歳（2013年）

1月21日、中2週で迎えた11戦目は、杉原誠人騎手を鞍上に迎えて、全日本新人王争覇戦第1戦（高知ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサマーヴィクトリアに4馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

2月9日、中2週で迎えた12戦目は、土佐硯特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は西森将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

2月24日、中1週で迎えた13戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で西森将司騎手（2戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミナミゼファーに約13馬身の大差をつけて断然人気に応えた。

3月10日、中1週で迎えた14戦目は、もうすぐ桜開花特別（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で西森将司騎手（3戦1勝）。9頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

3月25日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は倉兼育康騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月7日、中1週で迎えた16戦目は、鯨潮吹く太平洋特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は西川敏弘騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい4着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2-4（高知ダート1300m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で西川敏弘騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。