ダイイチツヨシ（1993年生、母スキーナ）

経歴

デビュー前

沖芳夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1996年）

3月2日、デビュー戦は渡辺薫彦騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は434kg。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のユタカローマンに1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

3月16日、中1週で迎えた2戦目は、4歳500万下の沈丁花賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

4月13日、中3週で迎えた3戦目は、4歳500万下の君子蘭賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（2戦1勝）。15頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

5月4日、中2週で迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（3戦1勝）。12頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に終わった。

5月25日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（4戦1勝）。15頭立ての13番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では脚を伸ばせず14着に終わった。

12月8日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（5戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、3着に入り込んだ。

12月15日、連闘で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で渡辺薫彦騎手（6戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したビコーマジックに3/4馬身届かず2着に敗北した。

4歳（1997年）

1月11日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で渡辺薫彦騎手（7戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月1日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は9戦連続で渡辺薫彦騎手（8戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

2月9日、連闘で迎えた10戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るオーミグロワールを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。

3月1日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の讃岐特別（阪神ダート1200m 曇/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったビートパッションにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

3月22日、中2週で迎えた12戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、5着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた13戦目は、5歳以上900万下の御影特別（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して3番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

4月26日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺薫彦騎手（9戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

10月4日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺薫彦騎手（10戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったパープルランスにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

10月19日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた16戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺薫彦騎手（11戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月1日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で渡辺薫彦騎手（12戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

11月22日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で渡辺薫彦騎手（13戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったダイフウジンに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

12月6日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で渡辺薫彦騎手（14戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヒシバスターを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。