ステップロケット（2003年生、母Arctic Swing）

ステップロケット（2003年5月23日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「多段式ロケット」。毛色は芦毛。種牡馬のOld Trieste（当時8歳）と交配したArctic Swingが19歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地7戦0勝、地方34戦7勝2着5回。主な勝ち鞍は2009年の淡路島たまねぎ特別(B1)。

経歴

デビュー前

武邦彦厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2006年）

2月12日、デビュー戦は武幸四郎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

7月22日、約5か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

8月19日、中3週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場を作れず12着に敗れた。

9月30日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

12月6日、中7週で迎えた7戦目は、高馬元紘騎手を鞍上に迎えて、3歳以上D1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端を取り切り、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラフルールに5馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2007年）

1月3日、中3週で迎えた8戦目は、4歳以上C6一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバンブーブンデスを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

3月3日、中7週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月25日、中7週で迎えた10戦目は、加古川特別（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で武幸四郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

5月30日、中4週で迎えた11戦目は、小牧毅騎手を鞍上に迎えて、円山川特別（園田ダート1400m 晴/不良）に出走。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

7月4日、中4週で迎えた12戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、雷鳥特別（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず6着に敗れた。

9月20日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（2戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で追い上げたが、勝ったディアフラワーをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

10月16日、中1週で迎えた15戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、「近江米」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、勢いよく末脚を伸ばして、最後は2着のジェミニアイドルに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

10月31日、中1週で迎えた16戦目は、楽天競馬特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（4戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るキャッチアシーフを強烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

11月28日、中3週で迎えた17戦目は、化石発見!丹波竜特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（5戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

12月25日、中3週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた18戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（6戦3勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシンボリスキャンに約11馬身の大差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

5歳（2008年）

1月17日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上A3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな伸びを見せたが、キーポケットに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月20日、中4週で迎えた20戦目は、4歳以上A3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高馬元紘騎手（8戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、アザレアボーイに交わされて3馬身半差の2着に敗北した。

3月14日、中2週で迎えた21戦目は、日刊ゲンダイ杯（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で高馬元紘騎手（9戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のブルーラグーンに4馬身の差をつけて制した。

4月9日、中3週で迎えた22戦目は、4歳以上A3一（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で高馬元紘騎手（10戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、アザレアボーイにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5月5日、中3週で迎えた23戦目は、4歳以上A2一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で高馬元紘騎手（11戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた24戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で高馬元紘騎手（12戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り8着に敗れた。

7月8日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上A3二（姫路ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で高馬元紘騎手（13戦5勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

9月30日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、市制50周年記念三田特別（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で高馬元紘騎手（14戦5勝）。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

10月13日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上A3二（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で高馬元紘騎手（15戦5勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月11日、中3週で迎えた28戦目は、3歳以上A3一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で高馬元紘騎手（16戦5勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では印象的な伸び脚で驀進したが、テクノシュウホウに交わされて2馬身差の2着となった。

12月9日、中3週で迎えた29戦目は、3歳以上A3一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で高馬元紘騎手（17戦5勝）。7頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず3着に敗れた。

6歳（2009年）

1月1日、中2週で迎えた30戦目は、初夢特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は15戦連続で高馬元紘騎手（18戦5勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた31戦目は、すいせん賞（園田ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は16戦連続で高馬元紘騎手（19戦5勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に終わった。

2月19日、中3週で迎えた32戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、ゴールデンジョッキーカップ（園田ダート1700m 曇/良）に出走。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に終わった。

4月2日、中5週で迎えた33戦目は、やまぶき賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（20戦5勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい12着に敗れた。

4月29日、中3週で迎えた34戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

5月14日、中1週で迎えた35戦目は、4歳以上B1（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（21戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

6月9日、中3週で迎えた36戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1（姫路ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた37戦目は、淡路島たまねぎ特別（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は高馬元紘騎手（22戦5勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のオンワードネスを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

7月21日、中2週で迎えた38戦目は、3歳以上A2 B1二（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で高馬元紘騎手（23戦6勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて7着に敗れた。

8月19日、中3週で迎えた39戦目は、スカパー!255ch「ACCESS」特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で高馬元紘騎手（24戦6勝）。12頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた40戦目は、高砂市制55周年記念特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で高馬元紘騎手（25戦6勝）。12頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚が振るわず12着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた41戦目は、3歳以上B1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で高馬元紘騎手（26戦6勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。