バラエティシアター（2007年生、母フルオブラフター）

バラエティシアター（2007年2月8日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスウェプトオーヴァーボード（当時10歳）と交配したフルオブラフターが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。戦績は、地方18戦11勝2着3回。主な勝ち鞍は2012年の夕焼けスプリント(一般B2 B3)。

経歴

デビュー前

出川克己厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（2010年）

4月16日、デビュー戦は今野忠成騎手を鞍上に据えて、3歳（船橋ダート1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は461kg。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゲイボルグを鮮やかな末脚でクビ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

5月6日、中2週で迎えた2戦目は、3歳（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のミヤギマドンナに3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

6月8日、中4週で迎えた3戦目は、3歳戦のナイスサドル特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月9日、約6か月の休養明けで迎えた4戦目は、一般C2八九（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（3戦2勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るローレルソヒールを驚異的な末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

4歳（2011年）

2月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた5戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では印象的な伸び脚で急追したが、勝ったチチブヨマツリに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

5月3日、中9週で迎えた6戦目は、一般C2三四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

6月24日、中6週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（5戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るバレンボイムを上がり3位タイの末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

7月21日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（6戦4勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るヒシプレンティを猛烈な末脚で半馬身差し切って断然人気に応えた。

8月24日、中4週で迎えた9戦目は、一般C2（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るキタサンメールを驚異的な末脚で半馬身差し切って勝利を手中に収めた。

10月5日、中5週で迎えた10戦目は、Dr.塚原記念（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で今野忠成騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヒミツノハナゾノに2馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

10月24日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の旋風スプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で今野忠成騎手（9戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

11月16日、中2週で迎えた12戦目は、西風賞（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で今野忠成騎手（10戦7勝）。13頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のキタサンキングオーをクビ差振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

5歳（2012年）

4月4日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、春風賞（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で今野忠成騎手（11戦8勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のワイルドフェイスを3/4馬身振り切って久々の実戦を物にした。

5月2日、中3週で迎えた14戦目は、週刊ギャロップ通巻1000号記念（船橋ダート1000m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で今野忠成騎手（12戦9勝）。14頭立ての1番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のスマートボーロに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

5月29日、中3週で迎えた15戦目は、マルチステッキ特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で今野忠成騎手（13戦10勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したサイレントカイザーにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月18日、中2週で迎えた16戦目は、夕焼けスプリント（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で今野忠成騎手（14戦10勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のスマートボーロに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

7月19日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ戦の薄暮スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で今野忠成騎手（15戦11勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったディープハントにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

6歳（2013年）

5月7日、約9か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、高橋利幸騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の閃光スプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では目立つような脚を使えず7着に敗れた。