マイネエルザ（1995年生、母スーパーエルザ）

マイネエルザ（1995年4月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサンキリコ（当時10歳）と交配したスーパーエルザが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は八田ファーム。戦績は、中央平地28戦5勝2着5回。1999年のターコイズステークス(オープン牝ハンデ)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

2歳のとき、マギーファームから「ひだかトレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、岡田繁幸によって735万円で落札された。

中村均厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1997年）

8月17日、デビュー戦は中舘英二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1000m 晴/良）に出走。馬体重は416kg。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るエンパイアシチーを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

8月31日、中1週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

11月1日、中8週で迎えた3戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

3歳（1998年）

5月10日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた4戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたテイオージャ決め手に屈してクビ差の2着となった。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。18頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

6月13日、中1週で迎えた6戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定4歳500万下のエトワール賞（東京芝1400m 雨/重）に出走。18頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では圧倒的な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のアプリコットデューに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月12日、中3週で迎えた7戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菩提樹ステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

8月15日、中4週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の飯豊特別（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったビワプリムラにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、中2週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の魚野川特別（新潟芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

10月4日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の瀬戸内海特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は松永幹夫騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

10月31日、中3週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の渡利特別（福島芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線に入ると、前で粘るタカミツローズを自慢の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を挙げた。

11月21日、中2週で迎えた12戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1600万下のユートピアステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず8着に敗れた。

12月13日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の市川ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦2勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

4歳（1999年）

1月6日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上1600万下の初富士ステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（4戦2勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい最後はバプティスタと並んで7着同着となった。

1月30日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、野元昭嘉騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定G3の京都牝馬特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず15着に終わった。

6月12日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、4歳以上900万下のTVh杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（5戦2勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず12着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（6戦2勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

7月18日、中2週で迎えた18戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下のかもめ島特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（7戦2勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上900万下の洞爺湖特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で木幡初広騎手（8戦2勝）。12頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではグングンと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のペイストリーシェフに1馬身半の差をつけて勝利をモノにする

8月28日、中3週で迎えた20戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のしらかばステークス（札幌芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したハイフレンドコードにハナ差届かず2着となった。

10月2日、中4週で迎えた21戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のオークランドレーシングクラブトロフィー（阪神芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月31日、中3週で迎えた22戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の高雄ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のジョカトーレに2馬身の差をつけて5勝目を手にした。

11月14日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定G1のエリザベス女王杯（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（1戦1勝）。18頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず8着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた24戦目は、牝馬限定のハンデ戦でオープンのターコイズステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（2戦1勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったサクラアカツキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の虹の松原ステークス（小倉芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、伸びてきたスリルファイター決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5歳（2000年）

2月5日、中6週で迎えた26戦目は、白富士ステークス（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に敗れた。

2月26日、中2週で迎えた27戦目は、牝馬限定の5歳以上1600万下のうずしおステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は幸英明騎手（2戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に敗れた。

3月26日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で幸英明騎手（3戦1勝）。14頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。