アグネスハヤテ（1983年生、母モンテジヨオー）

アグネスハヤテ（1983年6月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のジムフレンチ（当時15歳）と交配したモンテジヨオーが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）高昭牧場。戦績は、中央平地30戦4勝2着9回。主な勝ち鞍は1989年の太宰府特別(900万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

大根田裕也厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1986年）

7月20日、デビュー戦は4歳未勝利（小倉芝1200m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。鞍上は安藤賢一騎手。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったマンノジローに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

4歳（1987年）

2月7日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は土肥幸広騎手。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

2月14日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のリープバイアルトに2馬身の差をつけてトップでゴールに入った。

3月14日、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/不良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手。16頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、5着に終わった。

4月29日、5歳以上400万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は西園正都騎手。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

5月9日、5歳以上400万下（新潟芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西園正都騎手。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5歳（1988年）

2月6日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、ノースマギーに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月21日、5歳以上400万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

3月12日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミルフォードエデンにハナ差交わされて2着となった。

4月10日、5歳以上400万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

4月29日、5歳以上400万下（京都芝1400m 雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。20頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月29日、5歳以上400万下（阪神芝1600m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。14頭立ての3番人気に推されて大外14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に敗れた。

6月18日、5歳以上400万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

7月17日、4歳以上400万下（小倉芝1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったダイナソルシエールに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月7日、4歳以上400万下の洞海特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

8月27日、4歳以上400万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安藤賢一騎手。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず8着に敗れた。

9月3日、4歳以上400万下（小倉芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は清山宏明騎手。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセンターガバメントを驚異的な末脚でクビ差だけ差し切って勝利した。

9月18日、4歳以上400万下（阪神芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、メイショウマサムネに交わされて1馬身半差の2着となった。

10月9日、4歳以上400万下（京都芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

10月29日、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で清山宏明騎手。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

11月6日、4歳以上400万下の逢坂山特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手。18頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり15着に終わった。

11月20日、4歳以上400万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手。18頭立ての17番人気で13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着を確保した。

11月27日、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安藤賢一騎手。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったキョウシンシャトーにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

12月11日、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸びを見せたが、伸びてきたカルストンテイオー決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

12月18日、4歳以上400万下（中京芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は内田浩一騎手。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず7着に敗れた。

6歳（1989年）

1月13日、5歳以上400万下（京都ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は清山宏明騎手。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪い、かなり緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、オサイチスワローに半馬身交わされて2着となった。

1月29日、5歳以上400万下（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で清山宏明騎手。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るカップアイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけてトップでゴールを走り抜けた。

2月5日、ハンデ戦で5歳以上900万下の太宰府特別（小倉芝1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で清山宏明騎手。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不撓の闘志で渋太く持ち堪えて、最後は2着のナカノシルバーに1馬身1/4の差をつけて勝利を挙げた。

3月12日、5歳以上900万下の長良川特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安藤賢一騎手。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。端を奪う形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一際目立つ伸びを見せたが、ナカノシルバーに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3月26日、ハンデ戦で5歳以上900万下の中京スポーツ杯（中京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安藤賢一騎手。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天性の闘志でゴールまで力闘したが、3着に終わった。