ディアキャンドル（2006年生、母キスミーキャンドル）

ディアキャンドル（2006年3月6日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のトワイニング（当時15歳）と交配したキスミーキャンドルが11歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は赤田牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方23戦1勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の4歳以上C2-30。

経歴

デビュー前

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

12月27日、デビュー戦は柴山雄一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

3歳（2009年）

1月18日、中2週で迎えた2戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず11着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた3戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず14着に終わった。

2月21日、中1週で迎えた4戦目は、船曳文士騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1800m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

4月30日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、小国博行騎手を鞍上に迎えて、一般D3-1（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

5月20日、中2週で迎えた6戦目は、一般D3-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小国博行騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

5月28日、連闘で迎えた7戦目は、一般D3-2（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小国博行騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ伸び切れず4着に敗れた。

6月9日、中1週で迎えた8戦目は、一般D3-1（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小国博行騎手（3戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、勝ったシルクブレイカーにねじ伏せられて3馬身差の2着に敗北した。

6月17日、連闘で迎えた9戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小国博行騎手（4戦0勝）。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったウィローパドックに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

7月1日、中1週で迎えた10戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で小国博行騎手（5戦0勝）。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた11戦目は、一般D2-2（門別ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は7戦連続で小国博行騎手（6戦0勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

7月22日、連闘で迎えた12戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で小国博行騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた13戦目は、応援ビヤパーティーAiba浦河賞（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小国博行騎手（8戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた14戦目は、とねっこ広場賞（門別ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は10戦連続で小国博行騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、4着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた15戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で小国博行騎手（10戦0勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

9月16日、中1週で迎えた16戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は12戦連続で小国博行騎手（11戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったグロリアスワルツに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月24日、連闘で迎えた17戦目は、一般D3-1（門別ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で小国博行騎手（12戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、伸びてきたアイラブライデン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月4日、中5週で迎えた18戦目は、一般D2-2（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で小国博行騎手（13戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

11月19日、中1週で迎えた19戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、サッポロゲロルシュタイナー賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて7着に敗れた。

4歳（2010年）

1月2日、中5週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた20戦目は、山口勲騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 19（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ホッコーターゲットに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

1月9日、連闘で迎えた21戦目は、4歳以上C2-30（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口勲騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のベルモントアシュラに5馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

1月23日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上C2 13（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口勲騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

1月30日、連闘で迎えた23戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山口勲騎手（3戦1勝）。6頭立ての2番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ブレシドレインに交わされて3馬身差の2着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上C2 11（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山口勲騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず4着に敗れた。

2月21日、中0週で迎えた25戦目は、4歳以上C2 12（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で山口勲騎手（5戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

2月28日、連闘で迎えた26戦目は、4歳以上C2 29（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で山口勲騎手（6戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには加われず5着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた27戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-10（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず4着に終わった。