トラストミッチャン（1998年生、母リーフマドンナ）

トラストミッチャン（1998年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサッカーボーイ（当時13歳）と交配したリーフマドンナが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）小島牧場。戦績は、中央平地32戦2勝2着8回、地方1戦1勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

6月18日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は424kg。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず8着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で四位洋文騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

8月27日、中7週で迎えた3戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝1800m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

9月9日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

10月7日、中3週で迎えた5戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1700m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、ワンモアワードに交わされて1馬身1/4差の2着に敗北した。

3歳（2001年）

5月19日、約7か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のサーストンカイザーをハナ差振り切って未勝利勝ちを決めた。

6月2日、中1週で迎えた7戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟のガッツでゴールまで力走し、4着に入った。

7月1日、中3週で迎えた8戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（福島芝1700m 晴/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したゴールデンアックスにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月21日、中2週で迎えた9戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1800m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を奪い、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、ホワットアリーズンにクビ差交わされて2着に惜敗した。

9月8日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上500万下の犬吠埼特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた12戦目は、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦1勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

10月7日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下の三国特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は中舘英二騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったホーマンヴォイスにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

4歳（2002年）

3月3日、約5か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下の伊勢特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（3戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で中舘英二騎手（4戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

4月21日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で中舘英二騎手（5戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で中舘英二騎手（6戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、ディディットに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月26日、中2週で迎えた18戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したボルチモアボーイにアタマ差届かず2着に甘んじた。

8月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた19戦目は、3歳以上500万下の手稲山特別（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（7戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

8月31日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（8戦0勝）。16頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

9月21日、中2週で迎えた21戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の石狩特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に敗れた。

5歳（2003年）

7月20日、約10か月の休養明けで迎えた22戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく8着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見所を作れず7着に敗れた。

8月30日、中3週で迎えた24戦目は、3歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は中舘英二騎手（9戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では天稟のガッツでゴールまで力走したが、6着に終わった。

9月28日、中3週で迎えた25戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したシェアエレガンスに半馬身届かず2着となった。

10月20日、中2週で迎えた26戦目は、オキザリス賞（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で木幡初広騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では圧倒的な末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のエメラルスターを半馬身振り切って久方ぶりに勝利を挙げた。

11月15日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上500万下（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で木幡初広騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のテイクファイブをアタマ差振り切って3勝目を収める

12月13日、中3週で迎えた28戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の天竜川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

6歳（2004年）

5月30日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の青嵐賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初広騎手（3戦2勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

6月27日、中3週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた30戦目は、3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったゴーウィズウィンドに詰め切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

8月1日、中4週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の佐渡特別（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月4日、中4週で迎えた32戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の阿寒湖特別（札幌芝2600m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

7歳（2005年）

6月18日、約9か月半の休み明けで迎えた33戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の信夫山特別（福島芝2600m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。