オーソリティ（2017年生、母ロザリンド）
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2017.02.12
オーソリティ（2017年2月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「権威。威信。牡馬三冠を達成した父のような活躍を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のオルフェーヴル（当時9歳）と交配したロザリンドが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2021年のジャパンカップ(G1)で2着に入った他、2022年のドバイシーマクラシック(唖・G1)で3着に入るなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
シルクホースクラブにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。
木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（2019年）
7月7日、デビュー戦は池添謙一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は494kg。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のブラックホールをクビ差振り切って初白星を挙げた。
9月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた2戦目は、2歳オープンの芙蓉ステークス（中山芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦1勝）。6頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線に入ると、前で粘るウインカーネリアンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて2勝目を奪取した。
12月28日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、2歳G1のホープフルステークス（中山芝2000m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で池添謙一騎手（2戦2勝）。13頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。
3歳（2020年）
3月8日、中9週で迎えた4戦目は、L.ヒューイットソン騎手を鞍上に迎えて、3歳G2の弥生賞（中山芝2000m 曇/重）に出走。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。
5月2日、中7週で迎えた5戦目は、3歳G2のテレビ東京杯青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でL.ヒューイットソン騎手（1戦0勝）。18頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のヴァルコスをクビ差振り切って初の重賞タイトルを手中に収めた。
11月8日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のラストドラフトに1馬身半の差をつけて重賞2勝目をマークした。
12月27日、中6週で迎えた7戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、G1の有馬記念（中山芝2500m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚勢が鈍り14着に敗れた。
4歳（2021年）
2月20日、中7週で迎えた8戦目は、ハンデG3のダイヤモンドステークス（東京芝3400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川田将雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、伸びてきたグロンディオーズ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。
5月2日、中9週で迎えた9戦目は、G1の天皇賞（春）（阪神芝3200m 外→内 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で川田将雅騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で大外17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に敗れた。
11月7日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上はC.ルメール騎手（1戦1勝）。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のマイネルウィルトスに2馬身半の差をつけて連覇達成
11月28日、中2週で迎えた11戦目は、G1のジャパンカップ（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（2戦2勝）。18頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、勝ったコントレイルにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。
5歳（2022年）
2月26日、鞍上は3戦連続でC.ルメール騎手（3戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のKasparに1馬身1/4の差をつけて同レース2勝目を挙げた。
3月26日、G1のドバイシーマクラシック（アラブ首長国連邦・メイダン芝2410m）に出走。鞍上は4戦連続でC.ルメール騎手（4戦3勝）。15頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。
デビュー前
シルクホースクラブにて総額4,000万円（8万×500口）で一口馬主が募集された。
木村哲也厩舎（美浦）へ入厩。
6月26日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、G1の宝塚記念（阪神芝2200m 晴/良）に出走。馬体重は516kg。17頭立ての1番ゲートからスタート。競走除外となった。
6歳（2023年）
8月6日、約16か月半の休養明けで迎えた14戦目は、G3のエルムステークス（札幌ダート1700m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は5戦連続でC.ルメール騎手（5戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は失速してしまい12着に敗れた。
2023年8月26日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。