フジノミステリー（1998年生、母ニツシヨウハクバ）

フジノミステリー（1998年5月19日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のマジックマイルズ（当時13歳）と交配したニツシヨウハクバが12歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は大豊牧場。戦績は、中央平地7戦1勝2着1回、地方28戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2000年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

2歳のとき、チバスタッドから「北海道5月3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、藤井五三によって1,627.5万円で落札された。

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2000年）

11月5日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は498kg。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず9着に敗れた。

11月12日、連闘で迎えた2戦目は、3歳新馬（京都ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には食い込めず4着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた3戦目は、3歳新馬（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい8着に終わった。

12月2日、連闘で迎えた4戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた5戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったフォレストラックにねじ伏せられて4馬身差の2着となった。

12月24日、連闘で迎えた6戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のロングパーフェクトを半馬身振り切って初白星を挙げた。

3歳（2001年）

1月5日、中1週で迎えた7戦目は、3歳500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続でM.デムーロ騎手（2戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

4歳（2002年）

5月6日、約16か月の休み明けで馬体重を前走から31kg増やして迎えた8戦目は、清水貴行騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C5（園田ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたカンチャン決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

5月14日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で清水貴行騎手（1戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のコスモアクセルを3/4馬身振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月5日、中2週で馬体重を前走から9kg戻して迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で清水貴行騎手（2戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

6月18日、中1週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた11戦目は、松浦政宏騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず9着に敗れた。

7月2日、中1週で迎えた12戦目は、ゆかたの似合う城崎温泉特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したローダンセハーバーを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

8月1日、中3週で迎えた13戦目は、3歳以上B1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したサンポーロを捕まえ切れず、半馬身差の2着に敗北した。

8月15日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上A3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスリップストリームに2馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月5日、中2週で迎えた15戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1870m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したマイネルシェーバーを捕まえ切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月10日、中4週で迎えた16戦目は、春日局特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のバンブージェダイに2馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

10月24日、中1週で迎えた17戦目は、赤松円心特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（5戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタッチダウンパスを上がり0位の末脚でアタマ差だけ差し切って5勝目を手中に収めた。

11月13日、中2週で迎えた18戦目は、千種川特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（6戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のキンググレイシーに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5歳（2003年）

6月12日、約7か月の休養明けで迎えた19戦目は、3歳以上A1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（7戦4勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に敗れた。

6月26日、中1週で迎えた20戦目は、淡路島まつり特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（8戦4勝）。10頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた21戦目は、星の都さよう特別（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で松浦政宏騎手（9戦4勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず8着に敗れた。

7月31日、中2週で迎えた22戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、チャンピオンジョッキー賞（園田ダート1870m 晴/重）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず8着に敗れた。

8月28日、中3週で迎えた23戦目は、大河内グリーンカップ（姫路ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（10戦4勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず5着に終わった。

9月17日、中2週で迎えた24戦目は、尾林幸二騎手を鞍上に迎えて、日本・モンゴル民族博物館特別（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

6歳（2004年）

6月15日、約9か月の休み明けで迎えた25戦目は、大山寿文騎手を鞍上に迎えて、海のまち竹野特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、6着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた26戦目は、永島太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

7月28日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上A2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で永島太郎騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に敗れた。

8月18日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた28戦目は、高砂特別（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大山寿文騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に終わった。

9月1日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上A2（姫路ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で大山寿文騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

10月7日、中4週で迎えた30戦目は、3歳以上A2（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は尾林幸二騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた31戦目は、波賀町メイプルタウン特別（園田ダート1700m 晴/不良）に出走。鞍上は松浦政宏騎手（11戦4勝）。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

11月18日、中3週で迎えた32戦目は、3歳以上A2-2（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松浦政宏騎手（12戦4勝）。12頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには絡めず7着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた33戦目は、南淡水仙特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松浦政宏騎手（13戦4勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

7歳（2005年）

1月19日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上A2（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松浦政宏騎手（14戦4勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に終わった。

2月8日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上A3-1（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で松浦政宏騎手（15戦4勝）。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では見せ場を作れず11着に終わった。