ブッシュガーデン（2019年生、母フリスコベイ）

ブッシュガーデン（2019年3月6日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「潅木+庭」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のリオンディーズ（当時6歳）と交配したフリスコベイが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は栃木県、生産者は恵比寿興業株式会社那須野牧場。2021年のクローバー賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

武井亮厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2021年）

6月12日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は452kg。12頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月26日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったリトスに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

7月10日、中1週で迎えた3戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトーセンヴァンノをアタマ差振り切って未勝利戦を制した。

8月22日、中5週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクローバー賞（札幌芝1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、勝ったラブリイユアアイズに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月20日、中3週で迎えた5戦目は、2歳1勝クラスのヤマボウシ賞（中京ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は吉田隼人騎手（2戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず4着に敗れた。

10月14日、牝馬限定2歳Jpn3のエーデルワイス賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

12月19日、中8週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた7戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラスの寒椿賞（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の闘争本能でゴールまで力闘し、4着に入った。

3歳（2022年）

1月29日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

3月13日、中5週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳G2のフィリーズレビュー（阪神芝1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は富田暁騎手（1戦0勝）。15頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた10戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず5着に敗れた。

5月1日、中3週で迎えた11戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（3戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、きちんと末脚を伸ばして、最後は2着のカフジテトラゴンに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

6月18日、中6週で迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの皆生特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（4戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

12月25日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、3歳以上2勝クラスの猪名川特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で富田暁騎手（5戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月8日、中1週で迎えた14戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたドグマ決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

1月28日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。鞍上は富田暁騎手（6戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に敗れた。

3月4日、中4週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

4月1日、中3週で迎えた17戦目は、4歳以上2勝クラスの仲春特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が残っておらず4着に敗れた。

4月23日、中2週で迎えた18戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの福島中央テレビ杯（福島芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、ショウナンハクラクに半馬身交わされて2着となった。

5月13日、中2週で迎えた19戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったアドヴァイスを3/4馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月3日、中2週で迎えた20戦目は、3歳以上2勝クラスの小豆島特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。15頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のミルトクレイモーを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

8月12日、中9週で迎えた21戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの稲妻ステークス（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。11着に敗れた。

9月10日、中3週で迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（4戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したファロロジーを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

10月21日、中5週で迎えた23戦目は、3歳以上3勝クラスの北陸ステークス（新潟芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は富田暁騎手（7戦1勝）。18頭立ての2番人気に推されて17番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では全く伸びず10着に敗れた。

11月5日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの醍醐ステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったショウナンハクラクにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月3日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた25戦目は、佐々木大輔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの南総ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

5歳（2024年）

3月16日、約3か月半の休み明けで迎えた26戦目は、4歳以上3勝クラスの淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く13着に敗れた。

4月6日、中2週で迎えた27戦目は、4歳以上3勝クラスの船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は武藤雅騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6月16日、中9週で迎えた28戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのUHB杯（函館芝1200m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず10着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上3勝クラスのバーデンバーデンカップ（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は武藤雅騎手（2戦0勝）。14頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見せ場なく6着に敗れた。

7月20日、中2週で迎えた30戦目は、3歳以上3勝クラスのTVh賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（8戦1勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着に入った。

9月8日、中6週で迎えた31戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスのセプテンバーステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（9戦1勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2024年9月12日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。