エリック（2010年生、母ダイゴピリカ）

エリック（2010年3月13日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「歌劇『さまよえるオランダ人』の登場人物名」。毛色は鹿毛。種牡馬のロイヤルウエスト（当時12歳）と交配したダイゴピリカが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）原口牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方29戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2013年の3歳。

経歴

デビュー前

加藤敬二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2012年）

10月8日、デビュー戦は川須栄彦騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（京都ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は434kg。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に終わった。

3歳（2013年）

3月9日、約5か月の休み明けで迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では決め手が足りず15着に終わった。

4月6日、中3週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（阪神芝2000m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

5月12日、中4週で迎えた4戦目は、原田敬伍騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（京都ダート1400m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では伸びが鈍く15着に終わった。

5月31日、中2週で迎えた5戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

6月14日、中1週で迎えた6戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳B（園田ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず11着に終わった。

7月4日、中2週で迎えた7戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、3歳C1（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳以上C2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に終わった。

8月9日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では速い脚を使えず8着に終わった。

8月30日、中2週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた10戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエリモベリーに5馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

9月13日、中1週で迎えた11戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケノウッドマンを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。

9月26日、中1週で迎えた12戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったマトリカリアに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

10月3日、連闘で迎えた13戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

10月9日、連闘で迎えた14戦目は、山下雅之騎手を鞍上に迎えて、3歳（笠松ダート1400m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

10月21日、中1週で迎えた15戦目は、3歳戦の天才プログラマー中嶋東京栄転（笠松ダート1400m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた16戦目は、一般C30（笠松ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では見せ場なく5着に敗れた。

12月9日、中2週で迎えた17戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、一般C28（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のキョウワミラージュに3馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

12月30日、中2週で迎えた18戦目は、一般C15（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山下雅之騎手（3戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

4歳（2014年）

1月8日、連闘で迎えた19戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山下雅之騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では速い脚を使えず4着に敗れた。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で山下雅之騎手（5戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

2月10日、中2週で迎えた21戦目は、祝!上梶洋祐生誕記念（笠松ダート800m 曇/重）に出走。鞍上は吉井友彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

2月24日、中1週で迎えた22戦目は、一般C26（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

3月11日、中1週で迎えた23戦目は、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

4月14日、中4週で迎えた24戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、コップ座レース（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず10着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた25戦目は、菊地康朗騎手を鞍上に迎えて、一般C1一（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

5月10日、中1週で馬体重を前走から17kg減らして迎えた26戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、ジャスミンレース（盛岡ダート1000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた27戦目は、新緑賞（盛岡芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず12着に終わった。

6月23日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた28戦目は、一般C1五（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず10着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2一（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

7月20日、中1週で迎えた30戦目は、一般C2二（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は関本淳騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

7月28日、連闘で迎えた31戦目は、一般C2三（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（4戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

8月3日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2二（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊地康朗騎手（2戦0勝）。7頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

8月16日、中1週で迎えた33戦目は、一般C2五（盛岡ダート1400m 小雨/不良）に出走。鞍上は関本淳騎手（5戦0勝）。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり9着に終わった。