スターインパルス（2014年生、母コパノジャーノー）

スターインパルス（2014年4月14日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時18歳）と交配したコパノジャーノーが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は西村和夫。戦績は、地方17戦6勝2着2回。2017年の桜花賞(牝S1)に勝利した他、2017年の秋桜賞(牝地方重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

小久保智厩舎（浦和）へ入厩。

2歳（2016年）

6月3日、デビュー戦は森泰斗騎手を鞍上に据えて、2歳戦のドリームチャレンジ（浦和ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は435kg。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のカカボハートに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

7月14日、中5週で迎えた2戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳（大井ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい8着に敗れた。

8月10日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦の新選特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に末脚を伸ばして、最後は2着のライズスクリューをハナ差振り切って2勝目をつかんだ。

10月6日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた4戦目は、2歳戦のサウンドホース賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで敢闘したが、リアルファイトに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月17日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦の新風特別（浦和ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。端をきり、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のキャプテンロビンに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月3日、中1週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳S3のローレル賞（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦3勝）。14頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月28日、中3週で迎えた7戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のプリンセスカップ（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて、最後は2着のメドゥシアナに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月31日、中4週で迎えた8戦目は、左海誠二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳S1の東京2歳優駿（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

3歳（2017年）

1月18日、中2週で迎えた9戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、3歳S3のニューイヤーカップ（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、ハイペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

3月29日、中4週で迎えた11戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘争本能でしぶとく粘り込んで、最後は2着のグラスサファイヤに4馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

8月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、プリンセスバリューに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

9月5日、中3週で迎えた13戦目は、牝馬限定地方重賞の秋桜賞（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させて、最後は2着のディアマルコを半馬身振り切って1着ゴールを果たした。

11月8日、中8週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた14戦目は、牝馬限定3歳S1のロジータ記念（川崎ダート2100m 曇/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（3戦1勝）。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では速い脚を使えず14着に敗れた。

4歳（2018年）

4月10日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から10kg絞って迎えた15戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海桜花賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4月25日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた16戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 晴/不良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではいいところがなく12着に終わった。

7月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から6kg絞って迎えた17戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の文月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。競走中止となった。