ロングアポロン（1987年生、母ネイザン）

ロングアポロン（1987年5月8日）は、日本の競走馬。毛色は鹿毛。種牡馬のノーザンディクテイター（当時13歳）と交配したネイザンが8歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）大塚牧場。戦績は、中央平地9戦0勝2着1回、中央障害14戦7勝2着4回。1992年の京都大障害（秋）(重賞)に勝利した他、1992年の阪神障害ステークス（春）(ハンデ重賞)を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

坂田正行厩舎（栗東）へ入厩。

4歳（1991年）

2月17日、デビュー戦は内山正博騎手を鞍上に据えて、5歳以上500万下（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。馬体重は476kg。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

3月3日、中1週で迎えた2戦目は、清水英次騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月16日、中1週で迎えた3戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で清水英次騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

4月20日、中4週で迎えた4戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で清水英次騎手（2戦0勝）。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジワジワと伸び、3着に入り込んだ。

5月4日、中1週で迎えた5戦目は、5歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で清水英次騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったジョークレシェンドに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月16日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で清水英次騎手（4戦0勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

6月29日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で清水英次騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

7月7日、連闘で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で清水英次騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で清水英次騎手（7戦0勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

10月12日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったダービークイックからクビ差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた11戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のレイジフォルムに半馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月10日、中1週で迎えた12戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

12月1日、中2週で迎えた13戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3150m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で中竹和也騎手（1戦0勝）。11頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。競走中止となった。

12月22日、中2週で迎えた14戦目は、障害4歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で中竹和也騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。6着に終わった。

5歳（1992年）

1月19日、中3週で迎えた15戦目は、障害5歳以上400万下（京都障害芝→ダート3000m 曇）に出走。鞍上は4戦連続で中竹和也騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のマチカネヤマオロシに6馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月16日、中3週で迎えた16戦目は、北村卓士騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。最後は、勝ったドウカンホープから2馬身差の2着となった。

3月14日、中3週で迎えた17戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（春）（阪神障害芝3150m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村卓士騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。最後は、2着のエーコークロスに2馬身の差をつけて重賞初挑戦初制覇を達成した。

4月5日、中2週で迎えた18戦目は、障害5歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 曇）に出走。鞍上は3戦連続で北村卓士騎手（2戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラモノノフに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

5月9日、中4週で迎えた19戦目は、重賞の京都大障害（春）（京都障害芝3270m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で北村卓士騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったアツムテキから約17馬身差の2着に敗北した。

9月19日、約4か月半の休み明けで迎えた20戦目は、ハンデ重賞の阪神障害ステークス（秋）（阪神障害芝3150m 晴/良）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は5戦連続で北村卓士騎手（4戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったセンタージュンから3/4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた21戦目は、障害4歳以上オープン（京都障害芝→ダート3290m 晴）に出走。鞍上は6戦連続で北村卓士騎手（5戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラモノノフに2馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

11月28日、中3週で迎えた22戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3270m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で北村卓士騎手（6戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のメジログッテンに約11馬身の大差をつけて2つ目の重賞タイトルをつかんだ。

12月20日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、障害4歳以上オープン（阪神障害芝→ダート3150m 小雨）に62kgの斤量を背負って出走。鞍上は8戦連続で北村卓士騎手（7戦4勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のナムラモノノフに5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。