アイノターゴ（1988年生、母アイノクレスピン）

アイノターゴ（1988年4月16日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のターゴワイス（当時18歳）と交配したアイノクレスピンが15歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は（有）稲原牧場。戦績は、中央平地15戦3勝、地方15戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は1992年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

土門一美厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1991年）

1月26日、デビュー戦は土肥幸広騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（小倉ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は530kg。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のマルブツパッションに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

2月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝2000m 曇/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で土肥幸広騎手（1戦1勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はタレてしまい6着に敗れた。

3月10日、中2週で迎えた3戦目は、4歳500万下のさわらび賞（小倉芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で土肥幸広騎手（2戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。

6月9日、約3か月の休み明けで迎えた4戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の闘志で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のミヤマキャニオンを3/4馬身振り切って勝利をモノにする

7月20日、中5週で迎えた5戦目は、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（1戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

4歳（1992年）

5月10日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が振るわず13着に終わった。

6月14日、中4週で迎えた7戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが鈍く5着に敗れた。

6月27日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田優騎手（1戦0勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で本田優騎手（2戦0勝）。9頭立ての5番人気で大外9番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のビエントリーベに2馬身半の差をつけて3勝目を奪取した。

8月16日、中4週で迎えた10戦目は、4歳以上900万下の潮騒特別（函館ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で本田優騎手（3戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず10着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた11戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の長万部特別（函館ダート1700m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。ハナに立ち、少し速いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

5歳（1993年）

6月5日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた12戦目は、高橋康之騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（阪神ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では全く伸びず12着に終わった。

6月26日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた13戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1200m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で高橋康之騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

7月3日、連闘で迎えた14戦目は、5歳以上900万下（京都ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で高橋康之騎手（2戦0勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に終わった。

7月25日、中2週で迎えた15戦目は、中竹和也騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の九州スポーツ新聞杯（小倉芝2000m 雨/良）に52kgの軽斤量で出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず9着に終わった。

9月12日、中6週で迎えた16戦目は、大瀬戸豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B1-3（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。最後は、2着のベストシックスをクビ差制して1着ゴールを果たした。

10月10日、中3週で迎えた17戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大瀬戸豊騎手（1戦1勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。4着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で大瀬戸豊騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般B1-3（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大瀬戸豊騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。最後は、勝ったリスクタッチから1馬身差の2着に敗北した。

11月21日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で大瀬戸豊騎手（4戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のオッペンハイマーをハナ差制して雨中の激戦を制した。

12月5日、中1週で迎えた21戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で大瀬戸豊騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。最後は、勝ったツカサスーパーから1馬身半差の2着となった。

12月19日、中1週で迎えた22戦目は、レグルス特別（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で大瀬戸豊騎手（6戦2勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6歳（1994年）

4月12日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた23戦目は、山中利夫騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のニシノユウシュンに1馬身半の差をつけて6勝目を掴み取った。

5月10日、中3週で迎えた24戦目は、蔵重浩一郎騎手を鞍上に迎えて、中央競馬騎手招待（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。12着に終わった。

5月22日、中1週で迎えた25戦目は、山本益男騎手を鞍上に迎えて、レグルス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。10着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた26戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は山中利夫騎手（1戦1勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。3着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた27戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で山中利夫騎手（2戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。4着に敗れた。

7月3日、中1週で迎えた28戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で山中利夫騎手（3戦1勝）。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

7月17日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山中利夫騎手（4戦1勝）。9頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。7着に終わった。

8月14日、中3週で迎えた30戦目は、一般B1-2（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山中利夫騎手（5戦1勝）。6頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。