ビジネスライク（2015年生、母マルハチメイフェア）

ビジネスライク（2015年4月22日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時10歳）と交配したマルハチメイフェアが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は鮫川啓一。2018年の北斗盃(地方重賞)で2着に入った他、2017年のブロッサムカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、鮫川啓一から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、北海道物産研究所によって324万円で落札された。

田中淳司厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2017年）

6月8日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。馬体重は468kg。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

7月5日、中3週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る恰好となり、で集団を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

8月2日、中3週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドシンボルを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて未勝利勝ちを決めた。

8月17日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のフレアリングダイヤを3/4馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

9月20日、中4週で迎えた5戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳地方重賞のフローラルカップ（門別ダート1600m 内回り曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

10月17日、中3週で迎えた6戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦の金沢シンデレラカップ（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエグジビッツを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

11月9日、中2週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のブロッサムカップ（門別ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で急追したが、抜け出したクロスウィンドにクビ差届かず2着に甘んじた。

3歳（2018年）

5月2日、約6か月の休み明けで迎えた8戦目は、3歳戦の稲苗月特別（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は服部茂史騎手（1戦0勝）。7頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では途轍もない末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のカツゲキジャパンに2馬身半の差をつけて久しぶりの実戦をモノにした。

5月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で服部茂史騎手（2戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、勝ったサザンヴィグラスに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。

6月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳地方重賞の北海優駿（門別ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で服部茂史騎手（3戦1勝）。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、4着に終わった。

7月26日、中4週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の王冠賞（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で服部茂史騎手（4戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月22日、中3週で迎えた12戦目は、北海道日高乳業ヨーグルッペ特別（門別ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で服部茂史騎手（5戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では切れる脚を使えず3着に敗れた。

10月30日、中9週で迎えた13戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定戦の紅葉賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線に入ると、前で粘るシングンアリスを豪快な末脚でクビ差だけ差し切って勝利を手に入れた。

12月7日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、牝馬限定戦の人権尊重都市品川宣言25周年賞（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

12月26日、中2週で迎えた15戦目は、一般C1四五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではやや伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2019年）

1月22日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1一二三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（3戦1勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

3月7日、中5週で迎えた17戦目は、杉浦健太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、抜け出したクリノアリエルを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

3月27日、中2週で迎えた18戦目は、モクレン賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

4月11日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で杉浦健太騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、デストロイに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

5月8日、中3週で迎えた20戦目は、4歳以上B2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で杉浦健太騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

5月29日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上B2（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で杉浦健太騎手（4戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

6月20日、中2週で迎えた22戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、JCSファイナルステージ第2戦（園田ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったロジキャロルに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月12日、中2週で迎えた23戦目は、OBCラジオ大阪賞（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は杉浦健太騎手（5戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で猛追したが、抜け出したゴッドバローズにクビ差届かず2着に惜敗した。

7月31日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上B2（園田ダート1870m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦健太騎手（6戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では鮮やかな伸びを見せたが、伸びてきたメイショウティグレ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。