デルマネライウチ（2014年生、母ジャカランダテラス）

デルマネライウチ（2014年2月12日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋曲名」。毛色は鹿毛。種牡馬のアサクサキングス（当時10歳）と交配したジャカランダテラスが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2018年の平成30年北海道胆振東部地震被災者支援(一般B2一)。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

10月9日、デビュー戦は菊沢一樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は516kg。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい14着に終わった。

10月16日、連闘で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。14頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は垂れてしまい12着に終わった。

12月10日、中7週で迎えた3戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた4戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、5着に入り込んだ。

3歳（2017年）

1月14日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長岡禎仁騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、ハイペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に敗れた。

2月18日、中4週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で長岡禎仁騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に終わった。

2月25日、連闘で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で長岡禎仁騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

4歳（2018年）

4月30日、約14か月半の休み明けで迎えた8戦目は、安藤洋一騎手を鞍上に迎えて、一般C3十二十三十四（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、マルカンジライヤに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

8月9日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた9戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、一般C2四（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のマニワプリンセスに約12馬身の大差をつけて待望の初勝利を挙げた。

8月28日、中2週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた10戦目は、平成30年7月豪雨被災者支援（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のポルカに約13馬身の大差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月5日、連闘で迎えた11戦目は、一般C1三（金沢ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で中島龍也騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンキューゴッドに7馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

9月18日、中1週で迎えた12戦目は、一般B2三（金沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で中島龍也騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のチャームドライフに1馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

9月30日、中1週で迎えた13戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で中島龍也騎手（4戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

10月16日、中1週で迎えた14戦目は、石井ブラザー金沢競馬来場記念（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で中島龍也騎手（5戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた15戦目は、平成30年北海道胆振東部地震被災者支援（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で中島龍也騎手（6戦4勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のナリタノヘアに2馬身半の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

11月11日、中1週で迎えた16戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、石川県デザイン展（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。8頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた17戦目は、東アジア文化都市2018・金沢特別（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

12月9日、中1週で迎えた18戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般B1二（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい9着に敗れた。

12月24日、中1週で迎えた19戦目は、北欧と北陸と工芸と特別（金沢ダート1900m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉原寛人騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では切れ味光る末脚を披露し、3着に入った。

5歳（2019年）

3月17日、約3か月の間隔を開けて迎えた20戦目は、待ってました!金沢競馬開幕記念（金沢ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月1日、中1週で迎えた21戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田弘治騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月9日、連闘で迎えた22戦目は、一般B1三（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤田弘治騎手（4戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい4着に敗れた。

4月28日、中2週で迎えた23戦目は、一般B2二（金沢ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で藤田弘治騎手（5戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

5月12日、中1週で迎えた24戦目は、特別編成（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に敗れた。

5月19日、連闘で迎えた25戦目は、一般B1二（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は藤田弘治騎手（6戦0勝）。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。