アイカプチーノ（2018年生、母エミネンツァベルタ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、中島牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、ライフエンタープライズによって442.8万円で落札された。

2歳（2020年）

5月8日、デビュー戦は山口達弥騎手を鞍上に据えて、2歳戦のスズランデビュー（船橋ダート1000m 晴/稍重）に出走。馬体重は461kg。6頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に敗れた。

6月18日、中5週で迎えた2戦目は、2歳戦の月下香特別（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

7月19日、中3週で迎えた3戦目は、2歳戦のリバーサイドジュニア特別（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（2戦0勝）。5頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ3着に沈んだ。

8月4日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、忙しいペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で持ち堪えてすんなりと抜け出し、最後は2着のタケショウエースに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月28日、中7週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた5戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳戦のネームヴァリュー・メモリアル（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。6頭立ての2番人気で3番ゲートからスタート。先手を取り、緩いペースで一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず4着に敗れた。

10月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦の小町特別（川崎ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のファストトラベルに2馬身半の差をつけて2勝目を手にした。

3歳（2021年）

2月8日、約4か月の休養明けで迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のハートビートプリンセス（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、激烈なハイペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて、最後は2着のダバイソンツェに1馬身半の差をつけて3勝目をマークした。

2月23日、中1週で迎えた8戦目は、牝馬限定3歳S2のユングフラウ賞（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（5戦2勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

3月31日、中4週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳S1の桜花賞（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（6戦2勝）。10頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ伸び切れず10着に敗れた。

4月28日、中3週で迎えた10戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳S1の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き11着に終わった。

12月2日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた11戦目は、ヘリコニアスプリント（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は山口達弥騎手（7戦2勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

12月24日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた12戦目は、クリスマスイヴ特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（8戦2勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

4歳（2022年）

1月10日、中1週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた13戦目は、房総スプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（9戦2勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて6着に終わった。

2月14日、中4週で迎えた14戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、浜風スプリント（船橋ダート1200m 曇/不良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。前に出て、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスパークジョイに2馬身の差をつけて制した。

2月25日、中1週で迎えた15戦目は、木芽月特別（浦和ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取り、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして、最後は2着のフロントウイングを3/4馬身振り切って勝利を手に入れた。

3月16日、中2週で迎えた16戦目は、牝馬限定戦の’22ティアラカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で和田譲治騎手（2戦2勝）。11頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて11着に終わった。

4月13日、中3週で迎えた17戦目は、牝馬限定Jpn3のマリーンカップ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は山口達弥騎手（10戦2勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月27日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定S3のしらさぎ賞（浦和ダート1400m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（11戦2勝）。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月24日、中7週で迎えた19戦目は、ドレミスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田譲治騎手（3戦2勝）。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。前に出て、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮戦したが、マイクハージュに半馬身交わされて2着となった。

7月22日、中3週で迎えた20戦目は、黒勾玉スプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田譲治騎手（4戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のスタミナで最後まで踏ん張ったが、ビヨンドボーダーズにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

5歳（2023年）

7月23日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた21戦目は、黒勾玉スプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は山口達弥騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、ミドルペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた22戦目は、たなばたダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口達弥騎手（13戦2勝）。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のスマイルチャージに4馬身の差をつけて久方ぶりに美酒を浴びた。

9月15日、中5週で迎えた23戦目は、かわさきジャズ2023開催記念（川崎ダート900m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で山口達弥騎手（14戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、サンダーゼウスにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月26日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた24戦目は、カムイユカラスプリント（船橋ダート1000m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で山口達弥騎手（15戦3勝）。11頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が鈍り11着に敗れた。

11月22日、中3週で馬体重を前走から7kg絞って迎えた25戦目は、ハンデ戦の霜月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山口達弥騎手（16戦3勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、リードを2馬身以上確保して、若干遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

11月28日、連闘で迎えた26戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、ホトトギススプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。端をきり、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に敗れた。

6歳（2024年）

4月30日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から17kg減らして迎えた27戦目は、仲野光馬騎手を鞍上に迎えて、ネモフィラスプリント（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。