ナルシスゼットオー（1997年生、母ダイナヒミコ）

ナルシスゼットオー（1997年5月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のドクターデヴィアス（当時8歳）と交配したダイナヒミコが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）大西ステイブル。戦績は、中央平地8戦0勝、地方29戦12勝2着1回。2001年の平成13年度とちぎ大賞典(地方重賞)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

宮徹厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

11月14日、デビュー戦は古川吉洋騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。14頭立ての13番人気で大外14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

11月27日、中1週で迎えた2戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3歳（2000年）

2月2日、中9週で迎えた3戦目は、3歳戦の多紀連山特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。8着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で内田浩一騎手（2戦0勝）。13頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた5戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/重）に出走。9頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月19日、中1週で迎えた6戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1200m 小雨/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に敗れた。

4月2日、中1週で迎えた7戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は石橋守騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

4月16日、中1週で迎えた8戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神芝1600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを17番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず17着に敗れた。

8月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から24kg増やして迎えた9戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の蛭ケ野賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた10戦目は、3歳戦のねむの木賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は内田浩一騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

9月23日、中1週で迎えた11戦目は、4歳未勝利（阪神ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で内田浩一騎手（4戦0勝）。16頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

11月21日、中7週で迎えた12戦目は、平沢則雄騎手を鞍上に迎えて、一般C4リ C5イ（宇都宮ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のプラザフォンテンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月1日、中0週で迎えた13戦目は、一般C5（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で平沢則雄騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた14戦目は、雷神賞（足利ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で平沢則雄騎手（2戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったスイートスッチーから2馬身半差の2着に敗北した。

12月26日、中1週で迎えた15戦目は、杉並木賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で平沢則雄騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のダイドウキャプテンに5馬身の差をつけて2勝目を手中に収めた。

4歳（2001年）

1月9日、中1週で迎えた16戦目は、霧降賞（宇都宮ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で平沢則雄騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。10着に敗れた。

1月24日、中1週で迎えた17戦目は、一般C4イ（宇都宮ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で平沢則雄騎手（5戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカナリーグラスに3/4馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

2月7日、中1週で迎えた18戦目は、一般C4（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は7戦連続で平沢則雄騎手（6戦3勝）。11頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のタイキホークに半馬身の差をつけて4勝目を手にした。

2月22日、中1週で迎えた19戦目は、一般C3（足利ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で平沢則雄騎手（7戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。5着に敗れた。

3月17日、中2週で迎えた20戦目は、風神賞（足利ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は9戦連続で平沢則雄騎手（8戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月9日、中2週で迎えた21戦目は、松本大寿郎騎手を鞍上に迎えて、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着を確保した。

4月21日、中1週で迎えた22戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、ヒナゲシ特別（宇都宮ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。3着に入った。

5月4日、中1週で迎えた23戦目は、光徳賞（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は平沢則雄騎手（9戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のカネハに半馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

5月26日、中2週で迎えた24戦目は、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

6月11日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2（宇都宮ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は松本大寿郎騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月26日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた26戦目は、早川順一騎手を鞍上に迎えて、竜頭賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のスピードミストに1馬身の差をつけて制した。

7月9日、中1週で迎えた27戦目は、大木義一騎手を鞍上に迎えて、竜頭賞（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサバーデンに6馬身の差をつけて7勝目を手に入れた。

8月16日、中4週で迎えた28戦目は、鈴木正騎手を鞍上に迎えて、幸の湖賞（宇都宮ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックキングに2馬身の差をつけて8勝目をつかんだ。

9月15日、中3週で迎えた29戦目は、みのり特別（宇都宮ダート1900m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のドウラクムスコをアタマ差制して破竹の4連勝を決めた。

9月29日、中1週で迎えた30戦目は、サファイア特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。3着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた31戦目は、花梨特別（宇都宮ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は大木義一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。最後は、2着のウエーブチャンプに2馬身の差をつけて10勝目を達成した。

11月12日、中1週で迎えた32戦目は、トパーズ特別（宇都宮ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は鈴木正騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。最後は、2着のスズノミサイルに3/4馬身の差をつけて勝利数を11に伸ばす

12月9日、中3週で迎えた33戦目は、カシオペア特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴木正騎手（4戦3勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた34戦目は、地方重賞の平成13年度とちぎ大賞典（宇都宮ダート2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で鈴木正騎手（5戦3勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のヤマノワンダーに5馬身の差をつけて勝利数を12に伸ばす

5歳（2002年）

4月8日、約3か月半の休養明けで迎えた35戦目は、桜花特別（宇都宮ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴木正騎手（6戦4勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月3日、中3週で迎えた36戦目は、地方重賞の八汐賞（宇都宮ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で鈴木正騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。6着に敗れた。

6月10日、中4週で迎えた37戦目は、水無月特別（宇都宮ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で鈴木正騎手（8戦4勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。9着に敗れた。