タケデンエデン（2006年生、母ノースピンク）

タケデンエデン（2006年5月30日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋楽園」。毛色は栗毛。種牡馬のトワイニング（当時15歳）と交配したノースピンクが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）安藤牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方37戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1六七。

経歴

デビュー前

1歳のとき、安藤牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2008年）

11月1日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（東京芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。17頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、5着を確保した。

11月16日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では全く伸びず15着に終わった。

12月21日、中4週で迎えた3戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中京ダート1000m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見所を作れず9着に終わった。

3歳（2009年）

4月28日、約4か月半の休み明けで迎えた4戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツインホープ特別（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦のエメラルドフラワー賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は伊藤直人騎手（3戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に終わった。

6月30日、中5週で迎えた6戦目は、3歳戦のツインシャイン特別（浦和ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で伊藤直人騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。逃げる形となり、若干遅いペースでレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

8月23日、中7週で迎えた7戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で伊藤直人騎手（5戦0勝）。18頭立ての17番人気で大外18番ゲートからスタート。9着に終わった。

10月15日、中7週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で急追したが、勝ったスーパータイトルを半馬身捉え切れず2着となった。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、牝馬限定3歳戦のコスモス賞（船橋ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立ち、少し速いペースで一団を先導。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮戦したが、マトゥリアルカに交わされて2馬身半差の2着となった。

11月10日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では上々の伸びを見せたが、ロンギングブラストに交わされて2馬身差の2着となった。

11月17日、連闘で迎えた11戦目は、3歳（船橋ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、4着に終わった。

12月9日、中2週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳戦のポインセチア賞（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で町田直希騎手（4戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

12月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（浦和ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で町田直希騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

4歳（2010年）

1月12日、中2週で迎えた14戦目は、茄子賞（船橋ダート1000m 雨/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で町田直希騎手（6戦0勝）。12頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では見せ場なく10着に敗れた。

2月19日、中4週で迎えた15戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で町田直希騎手（7戦0勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に敗れた。

3月12日、中2週で迎えた16戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2十二十三（船橋ダート1200m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、ハイペースで集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2十七十八（浦和ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で追い上げたが、抜け出したアールノミネートに半馬身届かず2着となった。

4月15日、中2週で迎えた18戦目は、一般C2九十（船橋ダート1500m 小雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のトーセンエッセンスに1馬身半の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

4月27日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2九（浦和ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヒラリーミラクルを半馬身振り切って優勝

5月4日、連闘で迎えた20戦目は、一般C2六七（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

7月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた21戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2三四（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に敗れた。

8月10日、中2週で迎えた22戦目は、一般C2二三（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（5戦2勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では不屈の闘争本能で渋太く末脚を持続させて先頭をうかがい、最後は2着のジョリーズヒーローをクビ差振り切って3勝目を手にした。

8月18日、連闘で迎えた23戦目は、スターライト特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露したが、3着に終わった。

9月6日、中2週で迎えた24戦目は、一般C1六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（7戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るジンシジョバスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C1三（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（8戦4勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では賦性のガッツでゴールまで落伍することなく走り切ったがが、5着に終わった。

10月12日、中2週で迎えた26戦目は、山茶花特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（9戦4勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月27日、中1週で迎えた27戦目は、ギャロップ賞（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で石崎隆之騎手（10戦4勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で追い上げたが、抜け出したマルマツパワフルを捕まえ切れず、2馬身半差の2着となった。

11月17日、中2週で迎えた28戦目は、ブリリアント特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で石崎隆之騎手（11戦4勝）。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

12月22日、中4週で迎えた29戦目は、南天特別（浦和ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で石崎隆之騎手（12戦4勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5歳（2011年）

1月2日、中1週で迎えた30戦目は、ゴールデンホース賞（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で石崎隆之騎手（13戦4勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

9月20日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた31戦目は、牝馬限定戦のセキレイ賞（船橋ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で石崎隆之騎手（14戦4勝）。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。

10月17日、中3週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた32戦目は、一般C1七（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で石崎隆之騎手（15戦4勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

11月7日、中2週で迎えた33戦目は、一般C1六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で石崎隆之騎手（16戦4勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では物凄い伸び脚で猛追したが、抜け出したマンツーマンを差し切れず、2馬身差の2着となった。

12月6日、中3週で迎えた34戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は13戦連続で石崎隆之騎手（17戦4勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

12月19日、中1週で迎えた35戦目は、一般C1六（浦和ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で石崎隆之騎手（18戦4勝）。11頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。

6歳（2012年）

1月2日、中1週で迎えた36戦目は、一般C2七八九（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で石崎隆之騎手（19戦4勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず11着に終わった。

1月12日、中0週で迎えた37戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は石崎駿騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、4着に入り込んだ。

1月30日、中2週で迎えた38戦目は、一般C2六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず11着に敗れた。

2月6日、連闘で迎えた39戦目は、牝馬限定戦のスズガモ賞（船橋ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎駿騎手（3戦0勝）。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

2月28日、中2週で迎えた40戦目は、一般C2五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（20戦4勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた41戦目は、一般C2五六（船橋ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（21戦4勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。