ロンギングブラスト（2006年生、母ダンスチャーター）

ロンギングブラスト（2006年5月7日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「待望の爆発」。毛色は鹿毛。種牡馬のスキャターザゴールド（当時9歳）と交配したダンスチャーターが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は佐々木貴博。戦績は、中央平地5戦0勝、地方29戦5勝2着4回。主な勝ち鞍は2010年の一般C1三四。

経歴

デビュー前

1歳のとき、佐々木貴博から「八戸市場サラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。同年、佐々木貴博から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、坂本浩一によって210万円で落札された。

勢司和浩厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

3月22日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は478kg。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

5月24日、中8週で迎えた2戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り曇/良）に53kgの軽斤量で出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい8着に終わった。

6月20日、中3週で迎えた3戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に敗れた。

9月6日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

9月13日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は国分優作騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

11月10日、中7週で迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るタケデンエデンを鬼脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

11月24日、中1週で迎えた7戦目は、一般C2十11（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のジョーセレスに2馬身半の差をつけて勝利をモノにする

12月17日、中2週で迎えた8戦目は、シンフォニー特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、勝ったマンツーマンに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4歳（2010年）

1月1日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るスズツルギオーを上がり2位の末脚で交わし去り、最後は2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

1月25日、中2週で迎えた10戦目は、群雄特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦3勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では非凡な末脚を披露したが、3着に終わった。

2月22日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、一般C1七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島大輔騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のフリオペガサスに1馬身半の差をつけて4勝目を奪取した。

3月11日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は7戦連続で真島大輔騎手（6戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では総身の力で末脚を持続させて、最後は2着のヒデサンラガーをクビ差振り切って1着ゴールを果たした。

4月2日、中2週で迎えた13戦目は、芦ノ湖特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で真島大輔騎手（7戦5勝）。13頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では卓抜な伸び脚で猛進したが、ミスガイアに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4月19日、中1週で迎えた14戦目は、ダイヤモンド賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は9戦連続で真島大輔騎手（8戦5勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

5月13日、中2週で迎えた15戦目は、薫風特別（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で真島大輔騎手（9戦5勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

9月29日、約4か月半の休養明けで迎えた16戦目は、流鏑馬特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で真島大輔騎手（10戦5勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

10月28日、中3週で迎えた17戦目は、一般C1二（川崎ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は12戦連続で真島大輔騎手（11戦5勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったアイビーに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

11月19日、中2週で迎えた18戦目は、優駿の門アスミ賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で真島大輔騎手（12戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

12月17日、中3週で迎えた19戦目は、サンタクロース特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は14戦連続で真島大輔騎手（13戦5勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出し、3着に入った。

5歳（2011年）

1月4日、中2週で迎えた20戦目は、松竹梅特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で真島大輔騎手（14戦5勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場を作れず10着に敗れた。

1月25日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1三（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で真島大輔騎手（15戦5勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚がパッとせず5着に敗れた。

3月1日、中4週で迎えた22戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C1三（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では見せ場なく13着に敗れた。

4月17日、中6週で迎えた23戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、六角川特別（佐賀ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた24戦目は、周防灘特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。

5月21日、中1週で迎えた25戦目は、錦江湾特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦0勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた26戦目は、北山湖特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（3戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

6月18日、中1週で迎えた27戦目は、遠賀川特別（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（4戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力で最後まで敢闘したが、マイネサブリナにクビ差交わされて2着となった。

7月2日、中1週で迎えた28戦目は、筑後川特別（佐賀ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（5戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天賦の闘志でゴールまで勇戦したが、3着に終わった。

7月18日、中1週で迎えた29戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、大分川特別（佐賀ダート1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

8月21日、中4週で迎えた30戦目は、久住山特別（佐賀ダート1750m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

9月10日、中2週で迎えた31戦目は、杉村一樹騎手を鞍上に迎えて、池田湖特別（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

9月24日、中1週で迎えた32戦目は、志布志湾特別（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉村一樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き5着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた33戦目は、玄界灘特別（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で杉村一樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

10月22日、中1週で迎えた34戦目は、緑川特別（佐賀ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で杉村一樹騎手（3戦0勝）。8頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。