ギャザウェイ（1990年生、母ベストドレッサー）

ギャザウェイ（1990年3月24日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のノーアテンシヨン（当時12歳）と交配したベストドレッサーが7歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）日高大洋牧場。戦績は、中央平地16戦1勝2着1回、中央障害15戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は1994年の障害4歳以上オープン。

経歴

デビュー前

白井寿昭厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1992年）

12月5日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

12月27日、中2週で迎えた2戦目は、増井裕騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に敗れた。

3歳（1993年）

2月13日、中6週で迎えた3戦目は、4歳未勝利（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて6着に敗れた。

2月20日、連闘で迎えた4戦目は、4歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は増井裕騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、5着を確保した。

3月28日、中4週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（阪神芝2200m 雨/稍重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って9着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた6戦目は、4歳未勝利（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のメジロローリーを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

5月22日、中3週で迎えた7戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のガーベラ賞（東京芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず6着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず4着に終わった。

6月27日、中2週で迎えた9戦目は、4歳500万下のひるがお賞（京都芝2200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は増井裕騎手（2戦0勝）。13頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に終わった。

7月24日、中3週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で増井裕騎手（3戦0勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて9着に終わった。

8月15日、中2週で迎えた11戦目は、出津孝一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 雨/不良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（1戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月11日、中1週で迎えた13戦目は、岡冨俊一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。11頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。

10月2日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は出津孝一騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。最後は、勝ったマイネルグライスからハナ差の2着となった。

4歳（1994年）

4月10日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、障害5歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で出津孝一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。5着に敗れた。

5月1日、中2週で迎えた16戦目は、C.ダーデン騎手を鞍上に迎えて、障害5歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のジンギイバイオに1馬身1/4の差をつけて2勝目を挙げた。

5月15日、中1週で迎えた17戦目は、障害5歳以上400万下（阪神障害芝→ダート3000m 雨）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（1戦0勝）。7頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた18戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の舞子特別（阪神芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、抜け出したホクトポルックスにクビ差届かず2着となった。

6月11日、中1週で迎えた19戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の生田特別（阪神芝2500m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場を作れず4着に敗れた。

6月25日、中1週で迎えた20戦目は、河内洋騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の木曽川特別（中京芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

7月23日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、4歳以上500万下（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず8着に敗れた。

8月6日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた22戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上400万下（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月20日、中1週で迎えた23戦目は、林満明騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上オープン（小倉障害芝2950m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。最後は、2着のニホンピロラックをクビ差制して3勝目を収める

9月17日、中3週で迎えた24戦目は、ハンデ重賞の中京障害ステークス（秋）（中京障害芝3600m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で林満明騎手（1戦1勝）。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月22日、中4週で迎えた25戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（秋）（東京障害芝3300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（2戦1勝）。13頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。7着に終わった。

11月12日、中2週で迎えた26戦目は、重賞の京都大障害（秋）（京都障害芝3930m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で林満明騎手（3戦1勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた27戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の南総特別（中山芝2600m 外回り晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に終わった。

12月17日、中1週で迎えた28戦目は、重賞の中山大障害（秋）（中山障害芝4100m 晴/良）に出走。鞍上は林満明騎手（4戦1勝）。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

5歳（1995年）

1月28日、中5週で迎えた29戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の琵琶湖特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で林満明騎手（5戦1勝）。16頭立ての15番人気で3番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、かなり遅いペースでレースを進める。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた30戦目は、ハンデ重賞の東京障害特別（春）（東京障害芝3300m 晴/良）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で林満明騎手（6戦1勝）。13頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。9着に終わった。

3月11日、中3週で迎えた31戦目は、障害5歳以上オープン（中山障害芝→ダート3200m 晴）に出走。鞍上は岡冨俊一騎手（2戦0勝）。9頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。8着に終わった。