チアフルワールド（2002年生、母Cheer Cheer）

チアフルワールド（2002年5月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「楽しい世界」。毛色は栗毛。種牡馬のスピニングワールド（当時9歳）と交配したCheer Cheerが5歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地40戦3勝2着3回。2005年のクリスタルカップ(G3)で4着に入った他、2005年のクロッカスステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

堀井雅広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

10月30日、デビュー戦はO.ペリエ騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1400m 雨/良）に出走。馬体重は484kg。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端をきり、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でO.ペリエ騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快に終いの脚を伸ばして、最後は2着のカゼノユクエに1馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中3週で迎えた3戦目は、2歳500万下の黒松賞（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続でO.ペリエ騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、忙しいペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のナチュラルメイクをハナ差振り切って2勝目をゲットした。

12月25日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのクリスマスローズステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続でO.ペリエ騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

3歳（2005年）

1月29日、中4週で迎えた5戦目は、3歳オープンのクロッカスステークス（東京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続でO.ペリエ騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく伸び続けたが、伸びてきたパリブレスト決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

3月13日、中5週で迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のクリスタルカップ（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

4月9日、中3週で迎えた7戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

8月20日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、3歳以上1000万下の驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。最後は、2着のプリティメイズに半馬身の差をつけて久方ぶりの実戦を制した。

10月1日、中5週で迎えた9戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の秋風ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを13番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず12着に敗れた。

10月30日、中3週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の白秋ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（2戦1勝）。13頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2006年）

2月11日、約3か月半の休み明けで迎えた11戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のバレンタインステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。13頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた12戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の心斎橋ステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に敗れた。

3月26日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の船橋ステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は石橋脩騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

4月16日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた14戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の淀屋橋ステークス（阪神芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

5月21日、中4週で迎えた15戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフリーウェイステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、17番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを15番手で通過。直線では目立つような脚を使えず13着に終わった。

6月17日、中3週で迎えた16戦目は、3歳以上1000万下のさくらんぼ特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したレイズアンドコールを差し切れず、1馬身3/4差の2着となった。

7月15日、中3週で迎えた17戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。3着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月16日、約4か月半の休み明けで迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の仲冬特別（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。15頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線では末脚がパッとせず13着に敗れた。

5歳（2007年）

1月7日、中2週で迎えた20戦目は、4歳以上1000万下の若水賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田隼人騎手（3戦0勝）。16頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く9着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた21戦目は、小野次郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下のテレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

2月18日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の甲斐駒特別（東京芝1600m 晴/重）に出走。鞍上は武幸四郎騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

3月25日、中4週で迎えた23戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/重）に出走。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず12着に敗れた。

4月15日、中2週で迎えた24戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下のラジオ福島賞（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田隼人騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた25戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の新潟市政令指定都市移行記念（新潟芝1000m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。4着に入った。

7月22日、約3か月の間隔を開けて迎えた26戦目は、3歳以上1000万下の疾風特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は後藤浩輝騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月4日、中1週で迎えた27戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（4戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。

9月9日、中4週で迎えた28戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のUHB賞（札幌芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、勝ったクールシャローンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

9月17日、連闘で迎えた29戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のサロマ湖特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて11着に敗れた。

12月23日、約3か月の休み明けで迎えた30戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のハッピーエンドカップ（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。最後は脚勢が鈍り12着に終わった。

6歳（2008年）

1月5日、中1週で迎えた31戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

2月4日、中3週で迎えた32戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。15頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず12着に終わった。

3月9日、中4週で迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の房総特別（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

7月27日、約4か月半の休み明けで迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の稲妻特別（新潟芝1000m 曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。18頭立ての7番人気で16番ゲートからスタート。11着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた35戦目は、3歳以上1000万下の長岡特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（2戦0勝）。15頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて13着に終わった。

8月24日、中1週で迎えた36戦目は、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で勝浦正樹騎手（3戦0勝）。13頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

9月20日、中3週で迎えた37戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の松戸特別（中山ダート1800m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。15頭立ての14番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

7歳（2009年）

1月18日、約4か月の休養明けで迎えた38戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（4戦0勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではいいところがなく14着に終わった。

2月7日、中2週で迎えた39戦目は、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で勝浦正樹騎手（5戦0勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

3月8日、中3週で迎えた40戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。13頭立ての10番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に終わった。