タヤスエモーション（1994年生、母チカリー）
Tayasu Emotion
1994.03.10
タヤスエモーション（1994年3月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のホリスキー（当時15歳）と交配したチカリーが6歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）マークリ牧場。戦績は、中央平地30戦3勝2着3回、地方12戦0勝2着1回。主な勝ち鞍は1999年の4歳以上500万下。
経歴
デビュー前
高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。
2歳（1996年）
11月10日、デビュー戦は柴田未崎騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は440kg。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったエーブブレーンにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。
11月24日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。6頭立ての2番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るスーパージェネラルを上がり1位の末脚で半馬身差し切って初勝利を挙げた。
12月14日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（2戦1勝）。12頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。
3歳（1997年）
1月6日、中2週で迎えた4戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の若竹賞（中山芝2000m 晴/重）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。
2月2日、中3週で迎えた5戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。
8月31日、約7か月の休養明けで迎えた6戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず12着に敗れた。
10月19日、中6週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（4戦1勝）。9頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。
11月8日、中2週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず9着に敗れた。
11月16日、連闘で迎えた9戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（6戦1勝）。14頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。
12月7日、中2週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（7戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。
12月23日、中1週で迎えた11戦目は、マルチカップ特別（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（8戦1勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。
4歳（1998年）
1月17日、中3週で迎えた12戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（9戦1勝）。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に敗れた。
1月29日、中1週で迎えた13戦目は、ウインターガーネット賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で柴田未崎騎手（10戦1勝）。13頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今一つ伸び切れず13着に敗れた。
2月22日、中2週で迎えた14戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は木幡初広騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず11着に終わった。
3月8日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（11戦1勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。
4月4日、中3週で迎えた16戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（12戦1勝）。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位には届かず7着に終わった。
4月19日、中1週で迎えた17戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びあぐねて10着に終わった。
5月4日、中1週で迎えた18戦目は、越後特別（新潟(地)ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は柴田未崎騎手（13戦1勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。
5月17日、中1週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（14戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、勝ったエルカーサプリンスに詰め切れず、9馬身差の2着となった。
6月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（15戦1勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に敗れた。
6月25日、中1週で迎えた21戦目は、’98フレンドリーサドル特別（2）（船橋ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（16戦1勝）。9頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では全く伸びず5着に終わった。
7月18日、中2週で迎えた22戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（17戦1勝）。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では豪快な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のアイムアラジンをハナ差振り切って久方ぶりに美酒を浴びた。
8月29日、中5週で迎えた23戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（18戦2勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。
10月3日、中4週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（19戦2勝）。16頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず16着に敗れた。
5歳（1999年）
5月9日、約7か月半の休養明けで迎えた25戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下の中ノ岳特別（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に終わった。
5月23日、中1週で迎えた26戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。
6月5日、中1週で迎えた27戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は柴田未崎騎手（20戦2勝）。16頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では決め手が足りず12着に敗れた。
6月26日、中2週で迎えた28戦目は、5歳以上500万下（福島ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（21戦2勝）。12頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。
7月18日、中2週で迎えた29戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田未崎騎手（22戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。
8月15日、中3週で迎えた30戦目は、4歳以上500万下（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田未崎騎手（23戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったテンザンゴールドに詰め切れず、1馬身差の2着に敗北した。
9月4日、中2週で迎えた31戦目は、4歳以上500万下の咲花特別（新潟ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で柴田未崎騎手（24戦2勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。
9月14日、中0週で迎えた32戦目は、’99フェイスフルレイン特別（3）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で柴田未崎騎手（25戦2勝）。13頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。
10月10日、中3週で迎えた33戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で柴田未崎騎手（26戦2勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず10着に敗れた。
10月24日、中1週で迎えた34戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のサンライトリリーに1馬身3/4の差をつけて優勝
11月13日、中2週で迎えた35戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。
6歳（2000年）
4月15日、約5か月の休養明けで迎えた36戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、中岳特設（荒尾ダート1900m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったフミノラッキーから2馬身差の2着となった。
5月5日、中2週で迎えた37戦目は、中岳特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉井浩和騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。9着に敗れた。
7月4日、中8週で迎えた38戦目は、火の国賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉井浩和騎手（2戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。3着を確保した。
7月24日、中2週で迎えた39戦目は、中岳特設（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉井浩和騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。6着に敗れた。
8月13日、中2週で迎えた40戦目は、はづき特別（荒尾ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉井浩和騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。7着に敗れた。
8月27日、中1週で迎えた41戦目は、高岳特設（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉井浩和騎手（5戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。
9月17日、中2週で迎えた42戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、通潤橋スプリンターカップ（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。8着に終わった。