シルクスローン（2008年生、母サンクス）

シルクスローン（2008年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王座」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時14歳）と交配したサンクスが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道日高郡新ひだか町、生産者は（有）下河邉トレーニングセンター。戦績は、中央平地6戦0勝2着1回、地方37戦3勝2着4回。主な勝ち鞍は2011年のいちょう特別。

経歴

デビュー前

当歳のとき、下河辺トレーニングセンターから「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場され、シルクホースクラブによって735万円で落札された。

シルクホースクラブにて総額1,200万円（2.4万×500口）で一口馬主が募集された。

田中清隆厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2010年）

11月27日、デビュー戦は蛯名正義騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は488kg。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

12月25日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。17頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。最後はタレてしまい12着に敗れた。

3歳（2011年）

1月23日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい12着に敗れた。

6月19日、約5か月の休み明けで馬体重を前走からさらに10kg減らして迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山芝2000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた5戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。先手を取る形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さでしぶとく脚を伸ばしたが、エーブフウジンにハナ差交わされて2着に惜敗した。

8月21日、中3週で迎えた6戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、少し遅いペースで集団を引っ張る。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

10月10日、中6週で馬体重を前走から24kg増やして迎えた7戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のいちょう特別（大井ダート1700m 晴/不良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、自慢の末脚を弾けさせて、最後は2着のフルールドネージュに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

10月30日、中2週で迎えた8戦目は、鵜の木特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（1戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

11月28日、中3週で迎えた9戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚を伸ばせず7着に敗れた。

12月29日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた10戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、グッドラック特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、かなり遅いペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、5着に終わった。

4歳（2012年）

2月13日、中6週で迎えた11戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、如月特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

3月15日、中3週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、啓蟄賞（船橋ダート1800m 晴/良）に出走。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

3月27日、中1週で迎えた13戦目は、一般C2五六（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く15着に終わった。

4月17日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2六七（大井ダート1500m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（2戦0勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

5月9日、中2週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で繁田健一騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に終わった。

6月5日、中3週で迎えた16戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で繁田健一騎手（4戦0勝）。13頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露し、3着に入った。

6月24日、中2週で迎えた17戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で繁田健一騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい12着に敗れた。

7月10日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2九十（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛進したが、伸びてきたイチフジキング決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月30日、中2週で迎えた19戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

9月18日、中6週で迎えた20戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で戸崎圭太騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5歳（2013年）

1月24日、約4か月半の休み明けで迎えた21戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。14頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に敗れた。

1月31日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3二三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では速い脚を使えず12着に終わった。

2月21日、中2週で迎えた23戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は達城龍次騎手（2戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を見せたが、伸びてきたゴールドショット決め手に屈して半馬身差の2着となった。

3月7日、中1週で迎えた24戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で達城龍次騎手（3戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではあとひと伸びが足りず、5着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の一般C2十七 C3一（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で達城龍次騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では一完歩ずつ着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のグランモナークを3/4馬身振り切って久しぶりに勝利を挙げた。

4月25日、中3週で迎えた26戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で達城龍次騎手（5戦2勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた27戦目は、一般C2十一（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で達城龍次騎手（6戦2勝）。13頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では圧巻の末脚を発揮したが、4着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた28戦目は、一般C2十一十二（大井ダート1500m 内回り曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で達城龍次騎手（7戦2勝）。13頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

6月26日、中2週で迎えた29戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、一般C2十十一十二（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。13頭立ての9番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に終わった。

8月2日、中4週で迎えた30戦目は、一般C3一二三（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。13頭立ての12番人気で大外13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。

9月20日、中6週で迎えた31戦目は、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は達城龍次騎手（8戦2勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に終わった。

10月4日、中1週で迎えた32戦目は、矢野貴之騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/不良）に出走。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを12番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

10月18日、中1週で迎えた33戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3一二（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に終わった。

11月8日、中2週で迎えた34戦目は、3歳ハンデ戦の品川かえで賞（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（1戦0勝）。13頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり8着に終わった。

12月13日、中4週で迎えた35戦目は、一般C3二三（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（2戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

12月31日、中2週で迎えた36戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の3歳C3（大井ダート1400m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、抜け出したナイキスパークルを差し切れず、2馬身差の2着となった。

6歳（2014年）

1月22日、中2週で迎えた37戦目は、一般C3七八九（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で桑村真明騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、4着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた38戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C3（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではものすごい伸び脚で猛追したが、勝ったジェネスヘイローに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

2月26日、中2週で迎えた39戦目は、一般C3七八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は矢野貴之騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

4月2日、中4週で迎えた40戦目は、一般C3六七（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で矢野貴之騎手（4戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のタカオホースをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

4月24日、中2週で迎えた41戦目は、一般C3三四五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で矢野貴之騎手（5戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は力尽きて8着に敗れた。

6月27日、中8週で迎えた42戦目は、一般C3一二（大井ダート1500m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で矢野貴之騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

11月27日、約5か月の休み明けで迎えた43戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C2 C3（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。