スターオブジャパン（2003年生、母タヤススルガ）

スターオブジャパン（2003年3月28日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋日本」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のシャンハイ（当時14歳）と交配したタヤススルガが12歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方12戦4勝2着1回。2006年の荒尾ダービー(地方重賞)に勝利した他、2005年のウィナーズチャレンジを制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新冠橋本牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

桑原義光厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2005年）

5月19日、デビュー戦は五十嵐冬樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（札幌(地)ダート1000m 曇/稍重）に出走。馬体重は472kg。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のバクシンジャパンをハナ差制して初勝利を挙げた。

6月23日、中4週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（札幌(地)ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のカカオソルジャーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月20日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのアグネスデジタル賞（旭川ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で五十嵐冬樹騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

8月20日、中3週で迎えた4戦目は、2歳500万下（札幌芝1200m 雨/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で五十嵐冬樹騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

8月31日、中1週で迎えた5戦目は、2歳地方重賞のイノセントカップ（旭川ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で五十嵐冬樹騎手（4戦2勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月12日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から26kg増やして迎えた6戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のシーサイドホープ特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪い、平均的なペースで一団を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3歳（2006年）

1月10日、中3週で迎えた7戦目は、3歳戦の若鷹特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

2月17日、中4週で迎えた8戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の駿風スプリント（船橋ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

3月11日、中2週で迎えた9戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したシーキングザサンを捕まえ切れず、クビ差の2着に惜敗した。

4月15日、中4週で迎えた10戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のかささぎ賞（佐賀ダート1750m 雨/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワンパクメロに1馬身半の差をつけて3勝目を掴み取った。

5月3日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の荒尾ダービー（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のユウワンに半馬身の差をつけて4勝目をつかんだ。

6月4日、中4週で迎えた12戦目は、3歳地方重賞の九州ダービー栄城賞（佐賀ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚勢がやや鈍り、3着に終わった。

7月12日、中4週で迎えた13戦目は、3歳G1のジャパンダートダービー（大井ダート2000m 曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は真島大輔騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では切れる脚を使えず12着に終わった。