タカノハルビー（2003年生、母タカノハリリー）

タカノハルビー（2003年4月7日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋宝石名」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンサンディ（当時10歳）と交配したタカノハリリーが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）高村牧場。戦績は、中央平地2戦0勝、地方40戦8勝2着5回。2006年の新緑賞(地方重賞)に勝利した他、2006年のサラ・クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

加藤幸保厩舎（笠松）へ入厩。

2歳（2005年）

9月2日、デビュー戦は岡部誠騎手を鞍上に据えて、2歳戦の新馬チャレンジ（8）（笠松ダート800m 晴/良）に出走。馬体重は459kg。8頭立ての7番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したミツアキアイレーヌを捕まえ切れず、3馬身差の2着となった。

9月20日、中2週で迎えた2戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（2）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

10月12日、中2週で迎えた3戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、2歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚がパッとせず4着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた4戦目は、2歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、オクトパスに交わされて5馬身差の2着となった。

11月3日、連闘で迎えた5戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの週刊Gallop賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に敗れた。

11月24日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定2歳戦の未勝利馬リバイバル（5）（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（2戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて4着に沈んだ。

12月16日、中2週で迎えた7戦目は、2歳戦の未勝利馬リバイバル（6）（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線に入ると、前で粘るオグリアラシを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

12月30日、中1週で迎えた8戦目は、2歳地方重賞のライデンリーダー記念（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（2006年）

1月27日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞のゴールドジュニア（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚を伸ばせず9着に終わった。

3月10日、中5週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の若草賞（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（5戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず4着に敗れた。

4月5日、中3週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞の新緑賞（笠松ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（3戦0勝）。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るキムタツプリンセスを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って1着ゴールを果たした。

4月29日、中2週で迎えた12戦目は、3歳500万下（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は安部幸夫騎手（6戦1勝）。14頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に終わった。

6月2日、中4週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（7戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したキムタツプリンセスを捕まえ切れず、半馬身差の2着となった。

7月1日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下の洛西特別（京都芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（8戦1勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには絡めず11着に終わった。

8月9日、中5週で迎えた15戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安部幸夫騎手（9戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

9月12日、中4週で迎えた16戦目は、浜口楠彦騎手を鞍上に迎えて、海津資材杯（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

10月18日、中4週で迎えた17戦目は、3歳地方重賞の岐阜金賞（笠松ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（4戦1勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後はバテてしまい8着に終わった。

11月21日、中4週で迎えた18戦目は、いろり火特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

12月12日、中2週で迎えた19戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、流葉特別（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

4歳（2007年）

1月8日、中3週で迎えた20戦目は、一般B3 B6（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。7頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るゴールデンメガミを上がり0位の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて3勝目を手中に収めた。

1月22日、中1週で迎えた21戦目は、睦月特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は東川公則騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

2月7日、中1週で迎えた22戦目は、地方重賞の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（2戦1勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

3月13日、中4週で迎えた23戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には届かず4着に敗れた。

4月3日、中2週で迎えた24戦目は、一般B5（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

4月24日、中2週で迎えた25戦目は、一般B5（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のエリアルールに2馬身半の差をつけて4勝目を手中に収めた。

5月15日、中2週で迎えた26戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（6戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

5月30日、中1週で迎えた27戦目は、一般A4 B2（笠松ダート1600m 雨/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したバンナボレロを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

6月12日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（8戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のデンコウスチールに6馬身の差をつけて5勝目を掴み取った。

7月1日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた29戦目は、海津資材杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（9戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったオーミドルチェに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

7月16日、中1週で馬体重を前走から11kg絞って迎えた30戦目は、銘柄化20周年記念第6回飛騨牛カップ（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾島徹騎手（10戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のバンナボレロに1馬身半の差をつけて6勝目を手に入れた。

9月25日、中9週で迎えた31戦目は、陣屋特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾島徹騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のマイネルアエラスをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

12月30日、約3か月の休み明けで迎えた32戦目は、シクラメン特別（笠松ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で尾島徹騎手（12戦5勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい3着に敗れた。

5歳（2008年）

1月9日、中0週で迎えた33戦目は、アキテック杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で尾島徹騎手（13戦5勝）。6頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚が冴えず4着に敗れた。

1月20日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で尾島徹騎手（14戦5勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて、最後は2着のエイシントップオーをハナ差振り切って8勝目をつかんだ。

2月10日、中2週で迎えた35戦目は、共立コンピューターサービス杯（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は14戦連続で尾島徹騎手（15戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に敗れた。

3月9日、中3週で迎えた36戦目は、大垣共立銀行創立記念杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で尾島徹騎手（16戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた37戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は16戦連続で尾島徹騎手（17戦6勝）。7頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に終わった。

4月21日、中2週で迎えた38戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で尾島徹騎手（18戦6勝）。9頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

7月8日、約2か月半の間隔を開けて迎えた39戦目は、一般A5 B2（笠松ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は東川公則騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず8着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた40戦目は、キリンクラシックラガー杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（19戦6勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

9月23日、中8週で迎えた41戦目は、島崎和也騎手を鞍上に迎えて、一般B2（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

10月14日、中2週で迎えた42戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（20戦6勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい10着に終わった。