トーホウラビアン（2019年生、母ダンシングクイーン）

トーホウラビアン（2019年3月16日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名+バラの名より。バラ色の人生」。毛色は鹿毛。種牡馬のトーホウジャッカル（当時8歳）と交配したダンシングクイーンが14歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は有限会社吉田ファーム。主な勝ち鞍は2021年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

川村禎彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

6月13日、デビュー戦は富田暁騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 雨/良）に出走。馬体重は420kg。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に終わった。

7月3日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したインプロバイザーを捕まえ切れず、クビ差の2着となった。

7月17日、中1週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のニシノデフィレを半馬身振り切って未勝利勝ちを決めた。

8月14日、中3週で迎えた4戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で富田暁騎手（3戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

11月28日、約3か月半の休養明けで迎えた5戦目は、牝馬限定2歳1勝クラスの白菊賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で富田暁騎手（4戦1勝）。8頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着を確保した。

12月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳G1の阪神ジュベナイルフィリーズ（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。18頭立ての18番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

3歳（2022年）

1月10日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた7戦目は、小沢大仁騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中京芝1200m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は垂れてしまい8着に終わった。

1月22日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた8戦目は、3歳1勝クラスの萌黄賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず7着に終わった。

4月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で富田暁騎手（6戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

8月14日、約4か月の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラスの筑紫特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で富田暁騎手（7戦1勝）。18頭立ての14番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線では一歩一歩確実に差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のテーオースパローをハナ差振り切って久しぶりの実戦をモノにした。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの宗像特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に終わった。

10月23日、中6週で馬体重を前走から26kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず10着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた13戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛追したが、勝ったアグリに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

4歳（2023年）

1月28日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg減らして迎えた14戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 曇/重）に牝馬ながら56kgの斤量を背負って出走。18頭立ての11番人気で17番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず16着に終わった。

5月13日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

9月23日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの北摂特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（8戦2勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり14着に終わった。

10月22日、中3週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた17戦目は、団野大成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの壬生特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り11着に終わった。

5歳（2024年）

1月27日、約3か月の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラスの周防灘特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は富田暁騎手（9戦2勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい9着に終わった。

2024年2月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。