ノースアグネス（2007年生、母ノースシェーバー）

ノースアグネス（2007年4月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアグネスフライト（当時10歳）と交配したノースシェーバーが9歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は猿橋義昭。戦績は、中央平地9戦0勝、地方28戦6勝2着2回。主な勝ち鞍は2013年の一般C3九十十一。

経歴

デビュー前

田所清広厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2009年）

11月21日、デビュー戦は佐藤哲三騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は436kg。18頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、6着に入り込んだ。

12月5日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見所を作れず13着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた3戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。14頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

3歳（2010年）

1月9日、中2週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず11着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた5戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、5着を確保した。

3月27日、中7週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

4月18日、中2週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で15番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚にキレが無く12着に終わった。

5月22日、中4週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（京都芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、かなり遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

7月4日、中5週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（函館芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で池添謙一騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

8月4日、中3週で迎えた10戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、様似町アポイの火まつり賞（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のブレインストームに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

8月19日、中1週で迎えた11戦目は、一般C3-2（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山口竜一騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4歳（2011年）

1月14日、約5か月の休み明けで迎えた12戦目は、繁田健一騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず5着に沈んだ。

2月10日、中3週で迎えた13戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に敗れた。

7月18日、約5か月半の休み明けで迎えた14戦目は、一般C3八九（浦和ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は繁田健一騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り続けて先頭に躍り出て、最後は2着のサーディンランに2馬身の差をつけて休み明け初戦を制した。

8月8日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた15戦目は、一般C3六（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で繁田健一騎手（2戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、勝ったサーディンランに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月8日、中3週で迎えた16戦目は、一般C3四（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で繁田健一騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

9月27日、中2週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（大井ダート1500m 内回り晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、4着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた18戦目は、一般C3五（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げを打ち、若干遅いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く5着に敗れた。

11月23日、中4週で迎えた19戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で御神本訓史騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では天賦の負けじ心を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

12月21日、中3週で迎えた20戦目は、沢田龍哉騎手を鞍上に迎えて、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では渾身の力で末脚を持続させて、最後は2着のジルブラヴォを半馬身振り切って3勝目を挙げた。

5歳（2012年）

2月1日、中5週で迎えた21戦目は、一般C3七八九（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚がパッとせず9着に敗れた。

2月22日、中2週で迎えた22戦目は、一般C3六七八（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、スローペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

3月21日、中3週で迎えた23戦目は、一般C3六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（3戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では見所を作れず11着に敗れた。

5月30日、中9週で迎えた24戦目は、一般C3七八（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

7月16日、中6週で迎えた25戦目は、一般C3八（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沢田龍哉騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

8月20日、中4週で迎えた26戦目は、一般C3十十一十二（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沢田龍哉騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、ユッタリとしたペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のレティセラに2馬身の差をつけて4勝目を手中に収めた。

9月13日、中2週で迎えた27戦目は、一般C3四五（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で沢田龍哉騎手（7戦2勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のニシノオルティアに1馬身半の差をつけて5勝目をつかんだ。

10月11日、中3週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた28戦目は、一般C3三四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で沢田龍哉騎手（8戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、サクラマニフィークに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

11月1日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3二三ア（船橋ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は御神本訓史騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい8着に敗れた。

11月21日、中2週で迎えた30戦目は、一般C3五六（浦和ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は沢田龍哉騎手（9戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり8着に敗れた。

12月12日、中2週で迎えた31戦目は、一般C3六七（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田龍哉騎手（10戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打ち、緩やかなペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

6歳（2013年）

1月16日、中4週で迎えた32戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田龍哉騎手（11戦3勝）。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

2月12日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、一般C3九十（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で沢田龍哉騎手（12戦3勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では末脚を伸ばせず9着に終わった。

3月19日、中4週で迎えた34戦目は、一般C3十（浦和ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で沢田龍哉騎手（13戦3勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月30日、中5週で迎えた35戦目は、見越彬央騎手を鞍上に迎えて、一般C3十三十四（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではいいところがなく10着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた36戦目は、山本聡紀騎手を鞍上に迎えて、一般C3九十十一（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のダークティーをクビ差振り切って勝利をモノにする

7歳（2014年）

5月26日、約11か月半の休養明けで迎えた37戦目は、須藤優騎手を鞍上に迎えて、一般C3十二十三十四（浦和ダート1300m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。競走中止となった。