キリシマシンザン（2001年生、母アイススカイ）

キリシマシンザン（2001年5月15日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「霧島岳にちなんで＋神山（深山）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したアイススカイが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地18戦0勝2着3回、地方19戦5勝2着5回。主な勝ち鞍は2005年の千両特別(一般B1)。

経歴

デビュー前

坂口正則厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2003年）

10月4日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1600m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。10頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

10月25日、中2週で迎えた2戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく8着に終わった。

11月9日、中1週で迎えた3戦目は、高野容輔騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

11月30日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り曇/不良）に出走。17頭立ての13番人気で1番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

12月21日、中2週で迎えた5戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛追したが、勝ったカリスマサンキセキに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3歳（2004年）

1月12日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて12番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

1月31日、中2週で迎えた7戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバタバタになってしまい14着に敗れた。

2月19日、中2週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の雪割草賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

6月13日、約4か月の休養明けで迎えた9戦目は、3歳未勝利（中京ダート1700m 晴/重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は高野容輔騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線ではあとひと押しが足りず、5着に終わった。

6月27日、中1週で迎えた10戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1400m 小雨/重）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

7月17日、中2週で迎えた11戦目は、安藤勝己騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

7月31日、中1週で迎えた12戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は安藤勝己騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に敗れた。

9月12日、中2週で迎えた14戦目は、黒岩悠騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。13頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、勝ったメイショウゲニアルにねじ伏せられて6馬身差の2着に敗北した。

9月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で黒岩悠騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月2日、連闘で迎えた16戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 雨/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で黒岩悠騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したイーグルドライバーに半馬身届かず2着となった。

11月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアルトタイガーに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

11月24日、中2週で迎えた18戦目は、一般A5 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川原正一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のハクリュウアラシに5馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月13日、中2週で迎えた19戦目は、クロレラノーベル杯（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川原正一騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

12月28日、中1週で迎えた20戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川原正一騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のネコヤナギに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2005年）

1月23日、中3週で迎えた21戦目は、千両特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で川原正一騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカミノノゾミに4馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

2月18日、中3週で迎えた22戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で川原正一騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、勝ったリジャイナから半馬身差の2着に敗北した。

3月9日、中2週で迎えた23戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で川原正一騎手（6戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のスギノデトリアーノに2馬身の差をつけて5勝目を獲得した。

8月21日、約5か月半の休み明けで迎えた24戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず8着に終わった。

9月10日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で生野賢一騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

9月19日、連闘で迎えた26戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で生野賢一騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

11月6日、中6週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた27戦目は、古性秀之騎手を鞍上に迎えて、一般B1-2（金沢ダート1700m 雨/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マッチザセイムに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月20日、中1週で迎えた28戦目は、崇&恵美子結婚おめでとう杯（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で古性秀之騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

12月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般B1-2（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で古性秀之騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

5歳（2006年）

1月3日、中3週で迎えた30戦目は、迎春特別（金沢ダート1700m 雪/不良）に出走。鞍上は4戦連続で古性秀之騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

1月22日、中2週で迎えた31戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、千両特別（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、メイショウプライムに交わされて1馬身差の2着となった。

2月5日、中1週で迎えた32戦目は、川添明弘騎手を鞍上に迎えて、高千穂特別（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ヒカルブレーヴに半馬身交わされて2着に敗北した。

2月19日、中1週で迎えた33戦目は、粂川京利騎手を鞍上に迎えて、白梅特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月5日、中1週で迎えた34戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、ヒヤシンス特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。7頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ナンゴクタイヨウにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3月28日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた35戦目は、中川雅之騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1900m 曇/良）に出走。8頭立ての3番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

4月11日、中1週で迎えた36戦目は、畑中信司騎手を鞍上に迎えて、ルビー特別（金沢ダート1700m 雨/不良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に終わった。

4月25日、中1週で迎えた37戦目は、ルビー特別（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は中川雅之騎手（1戦0勝）。11頭立ての11番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。