ノンブルドール（2010年生、母サマーナイトジャズ）

ノンブルドール（2010年3月21日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「黄金数（仏）。黄金分割のようにバランスの良い馬になってほしい」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のサウスヴィグラス（当時14歳）と交配したサマーナイトジャズが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）山岡牧場。戦績は、中央平地11戦0勝、地方13戦8勝2着3回。主な勝ち鞍は2014年のアルプス特別(一般C1イ)。

経歴

デビュー前

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2013年）

3月2日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は438kg。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず13着に終わった。

4歳（2014年）

2月24日、約12か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた2戦目は、向山牧騎手を鞍上に迎えて、一般C25（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトップスピンに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月14日、中2週で迎えた3戦目は、吉井友彦騎手を鞍上に迎えて、橘特別（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

3月25日、中1週で迎えた4戦目は、一般C18（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は向山牧騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のアルファエンゼルに3馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

4月24日、中3週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた5戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で向山牧騎手（2戦2勝）。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月15日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定の一般C16（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で向山牧騎手（3戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のナイスバデーに6馬身の差をつけてファンの期待に応えた。

5月30日、中1週で迎えた7戦目は、一般C10（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で向山牧騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のマトリカリアに3馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月19日、中2週で迎えた8戦目は、アルプス特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で向山牧騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアイアンフォックスに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

7月4日、中1週で迎えた9戦目は、付知峡特別（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で向山牧騎手（6戦5勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、ヤマニンデリシューに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

7月29日、中3週で迎えた10戦目は、避暑賞（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で向山牧騎手（7戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで崩れずに走り抜いたが、スターサファイアに交わされて7馬身差の2着に敗北した。

8月14日、中1週で迎えた11戦目は、一般C4（笠松ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は8戦連続で向山牧騎手（8戦5勝）。7頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセーヌブルーに4馬身の差をつけて1番人気に応えた。

8月28日、中1週で迎えた12戦目は、蛭ヶ野特別（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で向山牧騎手（9戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、アイアムイシュタルにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

9月26日、中3週で迎えた13戦目は、オッズパーク杯（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で向山牧騎手（10戦6勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のヤマニンヘリテージに1馬身半の差をつけて圧倒的人気に応えた。

10月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般B5 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は11戦連続で向山牧騎手（11戦7勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させてすんなりと抜け出し、最後は2着のサウンドジャーニーに3馬身の差をつけて1番人気に応えた。

11月23日、中4週で馬体重を前走から25kg減らして迎えた15戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では最後まで息が続かず11着に終わった。

5歳（2015年）

2月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走からさらに16kg減らして迎えた16戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

4月12日、中7週で迎えた17戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（福島ダート1150m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く8着に終わった。

5月2日、中2週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

5月16日、中1週で迎えた19戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。13頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

6月27日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

7月18日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上500万下の郡山特別（福島芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は松岡正海騎手（1戦0勝）。12頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が衰えて12着に終わった。

6歳（2016年）

7月9日、約12か月の休養明けで馬体重を前走から16kg減らして迎えた22戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 雨/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が衰えて16着に終わった。

8月28日、中6週で馬体重を前走から14kg戻して迎えた23戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎北斗騎手（1戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では脚が上がってしまい14着に終わった。

10月15日、中6週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた24戦目は、3歳以上500万下の稲光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎北斗騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。17着に終わった。