マルヨスーパーラブ（2004年生、母ローレルリファイン）

マルヨスーパーラブ（2004年3月23日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋超＋父名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のマイネルラヴ（当時9歳）と交配したローレルリファインが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）若林牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方29戦11勝2着9回。2007年のOdds Park Fan Selection in 笠松(地方重賞)に勝利した他、2007年の東海クイーンカップ(牝地方重賞)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

当歳のとき、若林牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

平井雄二厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2006年）

6月17日、デビュー戦は鈴来直人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（函館芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は442kg。9頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に終わった。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鈴来直人騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では全く伸びず6着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鈴来直人騎手（2戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

11月11日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で鈴来直人騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では稟性の負けじ心を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、5着に終わった。

12月9日、中3週で迎えた5戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では伸びを欠き6着に敗れた。

3歳（2007年）

1月14日、中4週で迎えた6戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は鈴来直人騎手（4戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

4月22日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から13kg減らして迎えた7戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、グランディールに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5月15日、中2週で迎えた8戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のコパノアグリグロに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

5月30日、中1週で迎えた9戦目は、3歳（笠松ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るユキノヴァンナを別次元の末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

6月13日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミッキーコールに3馬身の差をつけて3勝目をマークした。

7月6日、中2週で迎えた11戦目は、3歳地方重賞のOdds Park Fan Selection in 笠松（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーナーズレオンに7馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月19日、中1週で迎えた12戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のサラ・クイーンカップ（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦4勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったシンメイジョアーに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東海クイーンカップ（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったシンメイジョアーを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

10月9日、中8週で馬体重を前走から20kg増やして迎えた14戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（7戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るブライトパステルを鬼脚でアタマ差だけ差し切って5勝目を掴み取った。

10月31日、中2週で迎えた15戦目は、牝馬限定S3のTCKディスタフ（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾島徹騎手（8戦5勝）。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた16戦目は、岐阜信用金庫杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で尾島徹騎手（9戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、トミノダンディにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4歳（2008年）

1月1日、中5週で迎えた17戦目は、岐阜新聞・岐阜放送杯（笠松ダート1800m 雪/稍重）に出走。鞍上は11戦連続で尾島徹騎手（10戦5勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず3着に敗れた。

2月6日、中4週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた18戦目は、牝馬限定地方重賞の兵庫牝馬特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は12戦連続で尾島徹騎手（11戦5勝）。11頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい7着に敗れた。

3月15日、中4週で馬体重を前走からさらに12kg減らして迎えた19戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/重）に出走。16頭立ての14番人気で1番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい14着に終わった。

6月21日、約3か月半の休み明けで迎えた20戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で15番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に終わった。

10月30日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から44kg増やして迎えた21戦目は、一般B9 C3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（12戦5勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では逸出した伸び脚で追い上げたが、勝ったサイキョウヒカリに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

11月13日、中1週で迎えた22戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（13戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のように疾駆したが、勝ったホンメイリックに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月27日、中1週で迎えた23戦目は、一般B10（笠松ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（14戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スパークチェリーにクビ差交わされて2着に甘んじた。

12月11日、中1週で迎えた24戦目は、第17弾頑張れ笠松競馬騎手会（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（15戦5勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のブリュードロアに6馬身の差をつけて圧倒的支持に応えた。

12月29日、中2週で迎えた25戦目は、シクラメン特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（16戦6勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、3着に終わった。

5歳（2009年）

1月11日、中1週で迎えた26戦目は、一般B8（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（17戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のアトラクティヴに2馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

1月19日、連闘で迎えた27戦目は、睦月特別（笠松ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で尾島徹騎手（18戦7勝）。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のエイシンランシングをクビ差振り切って下馬評通りの実力を証明した。

2月8日、中2週で迎えた28戦目は、一般B2（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で尾島徹騎手（19戦8勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のメジロバークマンに1馬身半の差をつけて9勝目を手中に収めた。

2月22日、中1週で迎えた29戦目は、B級チャンピオン（笠松ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で尾島徹騎手（20戦9勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で急追したが、勝ったコパノライジンに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

3月8日、中1週で迎えた30戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、ライオンビバレッジ杯（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

4月3日、中3週で迎えた31戦目は、大塚研司騎手を鞍上に迎えて、淡墨桜特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

4月27日、中2週で迎えた32戦目は、菜の花特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（21戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた33戦目は、鵜飼特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（22戦9勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく4着に敗れた。

5月26日、中1週で迎えた34戦目は、馬瀬川特別（笠松ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（23戦9勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のサンキンカミカゼに1馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

6月9日、中1週で迎えた35戦目は、B級チャンピオン（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（24戦10勝）。9頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったヒシルートに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

6月23日、中1週で迎えた36戦目は、穂高特別（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（25戦10勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のルリーバニヤンをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

7月17日、中2週で迎えた37戦目は、牝馬限定地方重賞の読売レディス杯（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（26戦11勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。