デルマカシャーサ（2015年生、母オメガロンド）

デルマカシャーサ（2015年2月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋ブラジル原産の蒸留酒」。毛色は栗毛。種牡馬のカジノドライヴ（当時10歳）と交配したオメガロンドが12歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2018年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、浅沼廣幸によって756万円で落札された。

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2018年）

1月27日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 晴/稍重）に出走。馬体重は468kg。16頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したダニエルに3/4馬身届かず2着に敗北した。

2月10日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエトワールドパリを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

2月24日、中1週で迎えた3戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のくすのき賞（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい9着に敗れた。

4歳（2019年）

1月20日、約11か月の休み明けで迎えた4戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた5戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

3月17日、中5週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見せ場を作れず13着に敗れた。

7月6日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（福島ダート1700m 曇/稍重）に52kgの軽斤量で出走。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びあぐねて7着に敗れた。

9月5日、中8週で迎えた8戦目は、菱田裕二騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 曇/不良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、前で粘るハウリングを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて久しぶりに美酒を浴びた。

10月21日、中6週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラス（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は横山武史騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい16着に終わった。

5歳（2020年）

2月9日、約3か月半の休み明けで迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラス（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は木幡育也騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く12着に終わった。

3月31日、中6週で迎えた11戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天資の負けじ魂を発揮してゴールまで力戦し、5着を確保した。

5月3日、中4週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた12戦目は、武士沢友治騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり8着に終わった。

5月23日、中2週で迎えた13戦目は、牝馬限定の4歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で武士沢友治騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、5着を確保した。

8月2日、中9週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上2勝クラスのポプラ特別（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菱田裕二騎手（1戦1勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では速い脚を使えず9着に終わった。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラス（東京ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は武士沢友治騎手（2戦0勝）。15頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。最後は力尽きて15着に終わった。

6歳（2021年）

1月26日、約3か月半の休み明けで迎えた16戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、竹原慎二誕生祭特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレオファイナリストに5馬身の差をつけて断然人気に応えた。

2月16日、中2週で迎えた17戦目は、クロッカス特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦1勝）。6頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のディライトラッシュに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

2月28日、中1週で迎えた18戦目は、清本夫妻結婚記念特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦2勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のコパノラクラクに3馬身の差をつけて断然人気に応えた。

3月17日、中1週で迎えた19戦目は、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮川実騎手（3戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月24日、連闘で迎えた20戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、一般C1-4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るホウオウエックスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

4月10日、中1週で迎えた21戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、逃げまくれ遼太郎特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、マッチレスヒーローにクビ差交わされて2着に甘んじた。

4月24日、中1週で迎えた22戦目は、ディープ板橋特別（高知ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のアルネゴーに4馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

5月9日、中1週で迎えた23戦目は、生誕43周年記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦1勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のロードライトニングに2馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

6月13日、中4週で迎えた24戦目は、琵琶ヶ滝特別（高知ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったウインメテオーラに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

7月3日、中2週で迎えた25戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、一般B3（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり3着に敗れた。

8月1日、中3週で迎えた26戦目は、金剛山特別（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（4戦3勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、勝ったコスモリミックスに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

8月21日、中2週で迎えた27戦目は、仁淀川特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は永森大智騎手（2戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

9月5日、中1週で迎えた28戦目は、一般B2（高知ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は宮川実騎手（5戦3勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のトライゾンに3馬身の差をつけて9勝目をつかんだ。

9月19日、中1週で迎えた29戦目は、寒風山特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（6戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい8着に敗れた。

10月10日、中2週で迎えた30戦目は、広島県もみじ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（7戦4勝）。12頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

7歳（2022年）

4月6日、約6か月の休み明けで迎えた31戦目は、大山龍太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上B2（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では脚が上がってしまい12着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた32戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山龍太郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り6着に終わった。

5月3日、中1週で迎えた33戦目は、おゝ浜のポン酢特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大山龍太郎騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

5月19日、中1週で迎えた34戦目は、4歳以上C1（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山龍太郎騎手（3戦0勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた35戦目は、サルビア賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大山龍太郎騎手（4戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に終わった。

6月16日、中1週で迎えた36戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で大山龍太郎騎手（5戦0勝）。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた37戦目は、4歳以上C1一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大山龍太郎騎手（6戦0勝）。10頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では切れる脚を使えず4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた38戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は8戦連続で大山龍太郎騎手（7戦0勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びが劣勢になり9着に敗れた。

8月4日、中2週で迎えた39戦目は、松本幸祐騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に終わった。

8月24日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上C1一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で松本幸祐騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

9月15日、中2週で迎えた41戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松本幸祐騎手（2戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた42戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で松本幸祐騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月13日、中1週で迎えた43戦目は、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松本幸祐騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。