フクチャンキング（2020年生、母ザッハーマイン）

フクチャンキング（2020年2月3日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「幸福を呼ぶ+王。馬主の名字から連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のMind Your Biscuits（当時7歳）と交配したザッハーマインが16歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦1勝、地方22戦1勝2着4回。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、福田義明によって2,530万円で落札された。

加藤征弘厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

8月27日、デビュー戦は横山武史騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は538kg。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

11月13日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた2戦目は、岩田望来騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。15頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが劣勢になり10着に敗れた。

12月3日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田望来騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るレイズカイザーを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

1月7日、中4週で迎えた4戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラスの黒竹賞（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。

3月12日、中8週で迎えた5戦目は、3歳1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では決め手に欠いて16着に終わった。

7月1日、約3か月半の休み明けで迎えた6戦目は、西村太一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの開成山特別（福島芝2600m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

10月18日、約3か月半の休養明けで迎えた7戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、名古屋チャレンジカップマース賞（名古屋ダート2100m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が衰えて8着に終わった。

12月2日、中5週で馬体重を前走から22kg増やして迎えた8戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、ガクシ活躍祈念杯特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に敗れた。

12月16日、中1週で迎えた9戦目は、塚本雄大騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた10戦目は、井上瑛太騎手を鞍上に迎えて、一般C3-9（高知ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るダノンブルズアイを次元の違う末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて2勝目をつかんだ。

4歳（2024年）

1月16日、中1週で迎えた11戦目は、フクジュソウ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

1月30日、中1週で迎えた12戦目は、ユキワリイチゲ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は塚本雄大騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。

2月12日、中1週で迎えた13戦目は、岡村卓弥騎手を鞍上に迎えて、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

2月27日、中1週で迎えた14戦目は、一般C3-3（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では素晴らしい伸び脚で追い上げたが、勝ったゲンパチマイティーに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

3月11日、中1週で迎えた15戦目は、ナノハナ特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は岡村卓弥騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

3月24日、中1週で迎えた16戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、土佐暁記念特別（高知ダート1400m 雨/不良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、ハナモモ特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は永森大智騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月20日、中1週で迎えた18戦目は、R5中川祝卒業者特別（高知ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で永森大智騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を発揮したが、3着に終わった。

5月5日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-6（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で猛追したが、抜け出したロードアスタリスクを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた20戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、小満特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた21戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、一般C2-5（高知ダート1300m 晴/重）に出走。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったキタノカトレアに詰め切れず、1馬身半差の2着となった。

6月15日、中1週で迎えた22戦目は、郷間勇太騎手を鞍上に迎えて、梅雨特別（高知ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず8着に終わった。

6月29日、中1週で迎えた23戦目は、一般C2-4（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

デビュー前

1歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド1歳」に上場され、福田義明によって2,530万円で落札された。

宮路洋一厩舎（高知）へ入厩。

7月14日、デビュー戦は井上瑛太騎手を鞍上に据えて、一般C2-5（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。馬体重は533kg。10頭立ての6番ゲートからスタート。競走除外となった。

9月7日、中9週で迎えた24戦目は、岡遼太郎騎手を鞍上に迎えて、有光社長ご就任特別（高知ダート1300m 晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず11着に終わった。

9月22日、中1週で迎えた25戦目は、一般C2-5（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではいい脚を見せられず10着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた26戦目は、濱尚美騎手を鞍上に迎えて、ファイナルレース（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた27戦目は、命名渡辺聖菜特別（高知ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は井上瑛太騎手（6戦1勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で追い上げたが、勝ったキゾクに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた28戦目は、芸術の秋特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で井上瑛太騎手（7戦1勝）。12頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず9着に終わった。