アクティブハート（1988年生、母ビヤクヤⅡ）

アクティブハート（1988年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトウシヨウボーイ（当時15歳）と交配したビヤクヤⅡが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は山口明彦。戦績は、中央平地21戦5勝、地方12戦2勝2着3回。1991年の菖蒲ステークス(オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

中野渡清一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

1月5日、デビュー戦は加藤和宏騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は540kg。16頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、4着に終わった。

1月19日、中1週で迎えた2戦目は、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のキクカショウイチイを3/4馬身振り切って初勝利を挙げた。

2月24日、中4週で迎えた3戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（2戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のダイワリートを半馬身振り切って優勝

3月17日、中2週で迎えた4戦目は、柴田政人騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若葉ステークス（中山芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

5月3日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、東信二騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの菖蒲ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、3着を確保した。

6月8日、中4週で迎えた6戦目は、4歳900万下のエーデルワイスステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（3戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に敗れた。

6月22日、中1週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた7戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳900万下のしゃくなげステークス（福島芝1700m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではもうひとつ伸びを欠き、5着に終わった。

4歳（1992年）

2月16日、約8か月の休み明けで迎えた8戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

2月29日、中1週で迎えた9戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は加藤和宏騎手（4戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のタップオンスターをアタマ差振り切って3勝目をマークした。

3月29日、中3週で迎えた10戦目は、アクアマリンステークス（中山ダート1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（5戦3勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切り、3着に入った。

4月19日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦の卯月ステークス（中山芝1200m 外回り雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（6戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一完歩ずつ着実に末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のブランドジャネットを半馬身振り切って4勝目を手中に収めた。

5月16日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（7戦4勝）。13頭立ての9番人気で大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に終わった。

6月6日、中2週で迎えた13戦目は、パラダイスステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（8戦4勝）。13頭立ての6番人気で大外13番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

7月19日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、朱鷺ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず6着に敗れた。

11月7日、約3か月半の休み明けで迎えた15戦目は、G3の根岸ステークス（東京ダート1200m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は加藤和宏騎手（9戦4勝）。14頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた16戦目は、仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で加藤和宏騎手（10戦4勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着に入った。

5歳（1993年）

1月9日、中4週で迎えた17戦目は、サンライズステークス（中山ダート1200m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で加藤和宏騎手（11戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るタップオンスターをアタマ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

6歳（1994年）

3月5日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた18戦目は、アメジストステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で加藤和宏騎手（12戦5勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず4着に終わった。

4月3日、中3週で迎えた19戦目は、G3のダービー卿チャレンジトロフィー（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で加藤和宏騎手（13戦5勝）。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず9着に終わった。

4月24日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた20戦目は、坂井千明騎手を鞍上に迎えて、谷川岳ステークス（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを8番手で通過。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

5月14日、中2週で迎えた21戦目は、ハンデ戦でオープンの武蔵野ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は加藤和宏騎手（14戦5勝）。16頭立ての16番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

7月18日、中8週で迎えた22戦目は、佐々木竹見騎手を鞍上に迎えて、TVK盃（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。10着に敗れた。

8月24日、中4週で馬体重を前走から18kg減らして迎えた23戦目は、かもめ盃（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐々木竹見騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のサーペンダンサーをクビ差制して久々に白星を挙げた。

8月31日、連闘で迎えた24戦目は、スターライトカップ（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐々木竹見騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。9着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた25戦目は、東京盃（大井ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で佐々木竹見騎手（3戦1勝）。15頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月28日、中3週で迎えた26戦目は、ハッピーナイト賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で佐々木竹見騎手（4戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったグローリーオーカンから3馬身差の2着に敗北した。

11月22日、中3週で迎えた27戦目は、ノベンバーハンデ特別（川崎ダート2000m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で佐々木竹見騎手（5戦1勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったマスコットスバルから3/4馬身差の2着に敗北した。

12月8日、中1週で迎えた28戦目は、神奈川盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で佐々木竹見騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7歳（1995年）

1月4日、中3週で迎えた29戦目は、東京シティ盃（大井ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で佐々木竹見騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。8着に敗れた。

1月31日、中3週で迎えた30戦目は、ウインターカップ（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で佐々木竹見騎手（8戦1勝）。13頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。11着に終わった。

3月21日、中6週で迎えた31戦目は、山崎尋美騎手を鞍上に迎えて、紅椿盃（川崎ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。最後は、勝ったハナブサトップから半馬身差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた32戦目は、エキサイティングナイト賞（大井ダート1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で山崎尋美騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月11日、中3週で迎えた33戦目は、エメラルドカップ（川崎ダート2000m 曇/良）に出走。鞍上は佐々木竹見騎手（9戦1勝）。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のヨシカツマモルに3/4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。