バトルハートオー（2001年生、母バトルハート）

バトルハートオー（2001年4月23日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋母名の一部＋王」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のダンスインザダーク（当時8歳）と交配したバトルハートが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は多田善弘。戦績は、中央平地32戦3勝、中央障害4戦0勝2着1回、地方7戦5勝。主な勝ち鞍は2008年の但馬ステークス(1600万下ハンデ)。

経歴

デビュー前

小林常泰厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2004年）

5月29日、デビュー戦は伊藤直人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。馬体重は490kg。16頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず7着に敗れた。

4歳（2005年）

4月21日、約11か月の休養明けで馬体重を前走から32kg増やして迎えた2戦目は、藤倉寛幸騎手を鞍上に迎えて、一般D4-4（札幌(地)ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のファントムオペラに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月4日、中1週で迎えた3戦目は、一般D4-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤倉寛幸騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。最後は、2着のエフテーリジェントに5馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月2日、中3週で迎えた4戦目は、一般D3-2（札幌(地)ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で藤倉寛幸騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のテラノタイタンに3馬身の差をつけて3勝目を挙げた。

7月7日、中4週で迎えた5戦目は、オメガ特別（旭川ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で藤倉寛幸騎手（3戦3勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のトウコウキホウに3/4馬身の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、五十嵐冬樹騎手を鞍上に迎えて、JBCカウントダウン100（旭川ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のシャーロックメグに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。

8月23日、中3週で迎えた7戦目は、キリン極烏ジュピターカップ特別（旭川ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で五十嵐冬樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。4着に終わった。

11月2日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた8戦目は、服部茂史騎手を鞍上に迎えて、北海道レーシングセンター特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2006年）

3月26日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から28kg絞って迎えた9戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り9着に終わった。

4月8日、中1週で迎えた10戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下のウインズ津軽リフレッシュオープン記念（福島芝1200m 曇/稍重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

4月22日、中1週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた11戦目は、4歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

6月18日、中7週で馬体重を前走から20kg戻して迎えた12戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず10着に敗れた。

6月25日、連闘で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が悪くなり9着に終わった。

7月9日、中1週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上500万下の陸奥湾特別（函館芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で津村明秀騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

8月19日、中5週で迎えた15戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

9月3日、中1週で迎えた16戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて、最後は2着のセイウンタイヨウをクビ差振り切って優勝

9月10日、連闘で迎えた17戦目は、川島信二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の北斗賞（札幌ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

9月24日、中1週で迎えた18戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のオホーツクハンデキャップ（札幌ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島信二騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き5着に敗れた。

10月15日、中2週で迎えた19戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切り、5着を確保した。

11月26日、中5週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下のシャングリラ賞（東京ダート1400m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。15頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではきちんと末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のセイウンマルをハナ差振り切って7勝目を手中に収めた。

12月24日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の2006フェアウェルステークス（中山ダート1800m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は岩田康誠騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は力尽きて11着に終わった。

6歳（2007年）

2月25日、中8週で馬体重を前走からさらに14kg増やして迎えた22戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のなにわステークス（阪神ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は減速してしまい11着に終わった。

3月11日、中1週で迎えた23戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

4月22日、中5週で迎えた24戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下のフジビュースタンドステークス（東京ダート1400m 曇/良）に出走。15頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

4月29日、連闘で迎えた25戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の上賀茂ステークス（京都ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいいところがなく8着に終わった。

5月19日、中2週で迎えた26戦目は、小林慎一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の立夏ステークス（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びを欠き11着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた27戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の麦秋ステークス（東京ダート1600m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く8着に終わった。

6月23日、中2週で迎えた28戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの大沼ステークス（函館ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では末脚が冴えず8着に終わった。

10月13日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下のブラジルカップ（東京ダート1400m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では息の長い末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月20日、連闘で迎えた30戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の太秦ステークス（京都ダート1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

7歳（2008年）

1月27日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた31戦目は、松田大作騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の関門橋ステークス（小倉芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に終わった。

2月4日、連闘で馬体重を前走から12kg絞って迎えた32戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の早春ステークス（東京芝1800m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

2月24日、中2週で迎えた33戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下のアメジストステークス（東京芝2000m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

3月1日、連闘で迎えた34戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2400m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で13番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

3月23日、中2週で迎えた35戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の但馬ステークス（阪神芝2000m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不屈の気力で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のアキノレッドスターをクビ差振り切って久々に勝ち星を挙げた。

4月12日、中2週で迎えた36戦目は、ハンデ戦でオープンの大阪―ハンブルクカップ（阪神芝2400m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。

10月18日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた37戦目は、アイルランドトロフィー（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は津村明秀騎手（4戦0勝）。16頭立ての16番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が鈍り14着に終わった。

11月1日、中1週で迎えた38戦目は、ハンデ戦でオープンのブラジルカップ（東京ダート2100m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小林慎一郎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場なく15着に終わった。

11月29日、中3週で迎えた39戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、キャピタルステークス（東京芝1600m 晴/良）に出走。18頭立ての18番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず11着に終わった。

8歳（2009年）

1月11日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた40戦目は、菊地昇吾騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。競走中止となった。

3月7日、中7週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた41戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で菊地昇吾騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。9着に敗れた。

10月4日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から6kg戻して迎えた42戦目は、障害3歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート2970m 晴）に出走。鞍上は3戦連続で菊地昇吾騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた43戦目は、中村将之騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 曇）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、勝ったローレルオーラから9馬身差の2着に敗北した。