サウンドオブルンバ（1997年生、母センチュリーエル）

サウンドオブルンバ（1997年4月17日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は黒鹿毛。種牡馬のアジュディケーティング（当時10歳）と交配したセンチュリーエルが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は合名会社社台牧場。戦績は、中央平地3戦0勝、地方31戦7勝2着3回。主な勝ち鞍は2001年のノースウインド賞(一般B2一)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台牧場から「北海道10月市場サラブレッド当歳」に上場され、主取によって円で落札された。1歳のとき、社台牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、松尾克俊によって850.5万円で落札された。

太田進厩舎（小林）へ入厩。

3歳（2000年）

2月4日、デビュー戦は石崎隆之騎手を鞍上に据えて、4歳（大井ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は481kg。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、伸びてきたタカシマセイリュウ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

3月2日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、4歳（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線に入ると、前で粘るピュアチャイルドを自慢の末脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて初白星を挙げた。

3月19日、中1週で迎えた3戦目は、森下博騎手を鞍上に迎えて、4歳（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。14頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のテツサンディーに1馬身の差をつけて2勝目を掴み取った。

4月14日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦のアイリス特別（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

5月12日、中3週で迎えた5戦目は、3歳戦の山吹特別（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は森下博騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

5月21日、連闘で迎えた6戦目は、3歳戦の紅ばら特別（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で森下博騎手（2戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入った。

4歳（2001年）

3月26日、約10か月半の休養明けで迎えた7戦目は、一般C1七八（大井ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のスーパーダンサーに2馬身半の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、六分儀座特別（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（4戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のドラゴンダーリンを3/4馬身振り切って優勝

7月24日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、一般B3五（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（5戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の豊富なスタミナで最後まで奮闘したが、伸びてきたアンジェリーク決め手に屈してハナ差の2着に甘んじた。

8月10日、中1週で迎えた10戦目は、カノープス賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（6戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の粘りで持ち堪えて、最後は2着のグローリーエクセルに2馬身の差をつけて制した。

8月25日、中1週で迎えた11戦目は、野馬追賞（大井ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（7戦4勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

9月9日、中1週で迎えた12戦目は、佐藤祐樹騎手を鞍上に迎えて、一般B2四（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したデーエスダイオーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

9月23日、中1週で迎えた13戦目は、ペルセウス賞（大井ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（8戦4勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月6日、中1週で迎えた14戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、アルデバラン賞（大井ダート1700m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後はジュリオシーザーと並んで1着同着となった。

10月30日、中2週で迎えた15戦目は、カペラ賞（大井ダート1800m 曇/重）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（9戦4勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は力尽きて12着に敗れた。

12月15日、中6週で迎えた16戦目は、ノースウインド賞（大井ダート2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（10戦4勝）。14頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では鋭く末脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のエムジーミラクルを3/4馬身振り切って7勝目を手中に収めた。

5歳（2002年）

1月8日、中2週で迎えた17戦目は、ハンデ戦のスウィフトホース賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（11戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた18戦目は、ジャニュアリー賞（大井ダート1790m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（12戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

2月19日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦のアメジスト賞（大井ダート1790m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で石崎隆之騎手（13戦5勝）。14頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた20戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、アクアマリン賞（大井ダート1590m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

4月11日、中2週で迎えた21戦目は、今野忠成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の’02グリーンカップ（大井ダート2000m 雨/良）に出走。16頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。最後はガス欠状態になり16着に終わった。

5月29日、中6週で迎えた22戦目は、プロキオン賞（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（14戦5勝）。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり6着に終わった。

6月16日、中2週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のロマンチックナイト賞（大井ダート1590m 内回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で石崎隆之騎手（15戦5勝）。13頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた24戦目は、ハンデ戦のハッピーナイト賞（大井ダート1790m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で石崎隆之騎手（16戦5勝）。12頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。

7月22日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦の’02サマーナイトカップ（大井ダート1690m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で石崎隆之騎手（17戦5勝）。16頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では最後まで息が続かず13着に終わった。

8月17日、中3週で迎えた26戦目は、ハンデ戦の’02アデレードシティカップ（大井ダート1590m 内回り曇/良）に出走。鞍上は今野忠成騎手（1戦0勝）。15頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジワジワとしか伸びず8着に終わった。

9月15日、中3週で迎えた27戦目は、ハンデ戦のアルビレオ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今野忠成騎手（2戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではいいところがなく10着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた28戦目は、ゴールデンナイト賞（大井ダート1790m 雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で今野忠成騎手（3戦0勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず8着に終わった。

10月19日、中2週で迎えた29戦目は、ハンデ戦のオパール賞（大井ダート1790m 雨/重）に出走。鞍上は4戦連続で今野忠成騎手（4戦0勝）。14頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず11着に終わった。

10月28日、連闘で迎えた30戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、フェアリーテール賞（大井ダート1590m 内回り晴/重）に出走。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

11月19日、中2週で迎えた31戦目は、ハンデ戦のトパーズ賞（大井ダート1790m 曇/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（18戦5勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

6歳（2003年）

5月18日、約6か月の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた32戦目は、浜野谷憲尚騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。15頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず14着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた33戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の江の島特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての18番人気で12番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

10月5日、約4か月の休養明けで迎えた34戦目は、3歳以上1000万下の外房特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田未崎騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き16着に終わった。