マコトサダイジン（2011年生、母マコトマンリョウ）

マコトサダイジン（2011年3月29日）は、日本の競走馬。馬名の意味は「冠名＋左大臣」。毛色は栗毛。種牡馬のキングカメハメハ（当時10歳）と交配したマコトマンリョウが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（有）新冠橋本牧場。主な勝ち鞍は2017年の秩父特別(1000万下)。

経歴

デビュー前

松田国英厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2013年）

9月1日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1800m 雨/重）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は減速してしまい8着に敗れた。

10月26日、中7週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（京都芝1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラディウスをハナ差振り切って初白星を挙げた。

11月23日、中3週で迎えた3戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に終わった。

3歳（2014年）

6月21日、約7か月の休養明けで迎えた4戦目は、義英真騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はタレてしまい13着に終わった。

7月27日、中4週で迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚勢が衰えて11着に敗れた。

9月20日、中7週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

11月1日、中5週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた7戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の須賀川特別（福島芝1200m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

12月20日、中6週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた8戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り13着に終わった。

4歳（2015年）

5月10日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg絞って迎えた9戦目は、高田潤騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（新潟障害芝2890m 外→内曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。

9月5日、約4か月の休養明けで馬体重を前走からさらに14kg減らして迎えた10戦目は、平沢健治騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（小倉障害芝2900m 曇/良）に出走。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。6着に終わった。

12月19日、約3か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg戻して迎えた11戦目は、障害3歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は高田潤騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。4着に終わった。

5歳（2016年）

1月16日、中3週で迎えた12戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高田潤騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。3着に終わった。

1月31日、中1週で迎えた13戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で高田潤騎手（3戦0勝）。13頭立ての3番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。3着に終わった。

3月19日、中6週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた14戦目は、障害4歳以上未勝利（中京障害芝3000m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高田潤騎手（4戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた15戦目は、障害4歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で高田潤騎手（5戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のザラストロに1馬身1/4の差をつけて久々に勝利を挙げた。

7月2日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、M.デュプレシス騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の御在所特別（中京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着を確保した。

8月7日、中4週で迎えた17戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の足立山特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

9月10日、中4週で迎えた18戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

9月25日、中1週で迎えた19戦目は、3歳以上500万下（阪神芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では一歩一歩着実に差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のラグナグをハナ差振り切って3勝目をマークした。

6歳（2017年）

4月9日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1000万下（阪神芝1600m 外回り曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（2戦1勝）。18頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天賦の負けじ魂を発揮してゴールまで勇戦し、5着を確保した。

4月29日、中2週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の秩父特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（1戦1勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のアヴニールマルシェをクビ差振り切って制した。

6月11日、中5週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で3歳以上1600万下の多摩川ステークス（東京芝1600m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（2戦2勝）。11頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

9月2日、約3か月の間隔を開けて迎えた23戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の長岡ステークス（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では決め手が足りず8着に終わった。

10月14日、中5週で迎えた24戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1600万下の清水ステークス（京都芝1600m 外回り曇/良）に54kgの軽斤量で出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月5日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1600万下の長岡京ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。7頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では速い脚を使えず4着に終わった。

12月17日、中5週で迎えた26戦目は、3歳以上1600万下の元町ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。17頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は失速してしまい15着に敗れた。

7歳（2018年）

2月12日、中7週で迎えた27戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は蛯名正義騎手（3戦2勝）。13頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は和田竜二騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に終わった。

5月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（4戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は垂れてしまい10着に終わった。

7月7日、中5週で迎えた30戦目は、熊沢重文騎手を鞍上に迎えて、サラ系障害3歳以上オープン（福島障害芝2750m 小雨/稍重）に出走。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。8着に敗れた。

8月11日、中4週で迎えた31戦目は、サラ系障害3歳以上オープン（新潟障害芝2850m 外→内曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で熊沢重文騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。12着に敗れた。

11月11日、約3か月の休養明けで迎えた32戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1600万下の奥多摩ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

8歳（2019年）

2月11日、約3か月の休養明けで迎えた33戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚を伸ばせず13着に終わった。

3月3日、中2週で迎えた34戦目は、四位洋文騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1600万下の武庫川ステークス（阪神芝1600m 外回り小雨/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい11着に終わった。