ヨシールストーム（2009年生、母エルミラージュ）

ヨシールストーム（2009年3月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「馬主名より＋嵐」。毛色は栗毛。種牡馬のキャプテンスティーヴ（当時12歳）と交配したエルミラージュが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道三石郡三石町、生産者は（有）畑端牧場。戦績は、中央平地6戦0勝、地方29戦5勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C1四五六。

経歴

デビュー前

1歳のとき、畑端牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって420万円で落札された。2歳のとき、JRA日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、吉木伸彦によって672万円で落札された。

水野貴広厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2012年）

3月3日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。馬体重は504kg。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず16着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に終わった。

6月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で松岡正海騎手（2戦0勝）。15頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

7月14日、中4週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は4戦連続で松岡正海騎手（3戦0勝）。15頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張り、3着に入った。

7月28日、中1週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で松岡正海騎手（4戦0勝）。15頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

8月19日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松岡正海騎手（5戦0勝）。15頭立ての5番人気で大外15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

10月2日、中5週で迎えた7戦目は、柏木健宏騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1400m 曇/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた7頭を差し切り、最後は2着のミサイルランチャーに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

10月22日、中2週で迎えた8戦目は、一般C2六七八（大井ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柏木健宏騎手（1戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く9着に敗れた。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、一般C2七八（大井ダート1500m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で柏木健宏騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月25日、中1週で迎えた10戦目は、一般C2四五（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で柏木健宏騎手（3戦1勝）。12頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた11戦目は、一般C2三四五（川崎ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で柏木健宏騎手（4戦1勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

12月29日、中1週で迎えた12戦目は、一般C2三四五（大井ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で柏木健宏騎手（5戦1勝）。14頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい11着に終わった。

4歳（2013年）

1月22日、中2週で迎えた13戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で柏木健宏騎手（6戦1勝）。14頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

2月18日、中3週で迎えた14戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り雨/重）に出走。鞍上は8戦連続で柏木健宏騎手（7戦1勝）。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

3月4日、中1週で迎えた15戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で柏木健宏騎手（8戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず5着に敗れた。

3月24日、中2週で迎えた16戦目は、一般C2五六（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で柏木健宏騎手（9戦1勝）。12頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に敗れた。

4月7日、中1週で迎えた17戦目は、一般C2五六（大井ダート1500m 内回り晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で柏木健宏騎手（10戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた18戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で柏木健宏騎手（11戦1勝）。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず11着に敗れた。

5月16日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた19戦目は、薫風特別（大井ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で柏木健宏騎手（12戦1勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

6月6日、中2週で迎えた20戦目は、風待月特別（大井ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は14戦連続で柏木健宏騎手（13戦1勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に敗れた。

6月24日、中2週で迎えた21戦目は、一般C2四五六（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。鞍上は15戦連続で柏木健宏騎手（14戦1勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

11月5日、約4か月半の休養明けで迎えた22戦目は、坂井英光騎手を鞍上に迎えて、したまち台東賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた11頭をごぼう抜きし、最後は2着のロイヤルスペシャルに3馬身半の差をつけて休み明けの一戦をモノにした。

11月24日、中2週で迎えた23戦目は、一般C2四五（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（1戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて前にいた10頭をごぼう抜きし、最後は2着のビービーゼオに2馬身半の差をつけて3勝目を手中に収めた。

12月29日、中4週で迎えた24戦目は、楢崎功祐騎手を鞍上に迎えて、一般C1九十（大井ダート1200m 晴/良）に出走。13頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のシンクスマイルに1馬身半の差をつけて4勝目を獲得した。

5歳（2014年）

1月21日、中2週で迎えた25戦目は、望春特別（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（2戦2勝）。15頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では閃光のような末脚を繰り出したが、3着に終わった。

2月4日、中1週で迎えた26戦目は、梅見月特別（大井ダート1200m 雪/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂井英光騎手（3戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったドーノダルチェーロに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

3月12日、中4週で迎えた27戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂井英光騎手（4戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したワイドエクセレントを捕まえ切れず、5馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中2週で迎えた28戦目は、一般C1四五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で坂井英光騎手（5戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では凄まじい末脚を弾けさせて前にいた8頭を交わし去り、最後は2着のエレガントタイムに1馬身1/4の差をつけて5勝目を奪取した。

6月22日、約2か月半の間隔を開けて迎えた29戦目は、ヘルクレス座特別（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂井英光騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず7着に敗れた。

7月8日、中1週で迎えた30戦目は、わし座特別（大井ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂井英光騎手（7戦3勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず7着に敗れた。

7月28日、中2週で迎えた31戦目は、いるか座特別（大井ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂井英光騎手（8戦3勝）。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に敗れた。

9月18日、中6週で迎えた32戦目は、一般C1五六（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で坂井英光騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

10月2日、中1週で迎えた33戦目は、一般C1三四（大井ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で坂井英光騎手（10戦3勝）。13頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

10月21日、中2週で迎えた34戦目は、花いっぱいのまち葛飾賞（大井ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は柏木健宏騎手（15戦1勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには参加できず12着に敗れた。

11月27日、中4週で迎えた35戦目は、高島平賞（大井ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は坂井英光騎手（11戦3勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず14着に終わった。