ミヤケ（2016年生、母チャチャリーノ）

ミヤケ（2016年3月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「三宅（馬主の邸内社の名称）」。毛色は鹿毛。種牡馬のディープブリランテ（当時7歳）と交配したチャチャリーノが14歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は服部牧場。2018年の北海道2歳優駿(Jpn3)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

村山明厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

7月22日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は462kg。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月4日、中1週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で追い上げたが、勝ったヤマニンマヒアに詰め切れず、1馬身1/4差の2着となった。

8月18日、中1週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝1800m 晴/良）に出走。6頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい4着に敗れた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉芝2000m 雨/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一気に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブラックアイドタフに1馬身3/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月14日、中5週で迎えた5戦目は、2歳500万下の紫菊賞（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（1戦1勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

11月1日、中2週で迎えた6戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、2歳Jpn3の北海道2歳優駿（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。ダート戦及び重賞競走への出走は初となった。13頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月24日、中2週で迎えた7戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の京都2歳ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。9頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に終わった。

3歳（2019年）

1月6日、中5週で迎えた8戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず6着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた9戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のセントポーリア賞（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた10戦目は、藤田菜七子騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのヒヤシンスステークス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は勢いを失って10着に終わった。

4月21日、中8週で迎えた11戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に敗れた。

5月4日、中1週で迎えた12戦目は、3歳500万下のわらび賞（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は藤田菜七子騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

12月7日、約7か月の休み明けで迎えた13戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 雨/稍重）に出走。16頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

4歳（2020年）

1月12日、中4週で迎えた14戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

2月29日、中6週で迎えた15戦目は、石川裕紀人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて11着に敗れた。

3月14日、中1週で迎えた16戦目は、荻野極騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラスの熱田特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。10頭立ての7番人気で大外10番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に終わった。

4月12日、中3週で迎えた17戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず13着に終わった。

5月3日、中2週で迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京芝1600m 晴/良）に出走。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

2020年7月3日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

12月3日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた19戦目は、アイオロス特別（船橋ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のシュヴァルダムールに2馬身半の差をつけて久しぶりの一戦をモノにした。

5歳（2021年）

1月12日、中5週で迎えた20戦目は、倶利伽羅特別（船橋ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のガッツで最後まで奮闘したが、抜け出したアドマイヤプリヴにクビ差届かず2着に甘んじた。

2月10日、中3週で迎えた21戦目は、猫柳特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一完歩ずつ着実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のヒガシリシャールを3/4馬身振り切って1着ゴールを果たした。

4月5日、中7週で迎えた22戦目は、玄鳥特別（船橋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（4戦2勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず3着に沈んだ。

5月6日、中3週で迎えた23戦目は、端午特別（船橋ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（5戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり8着に敗れた。

5月27日、中2週で迎えた24戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、青葉空特別（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

6月17日、中2週で迎えた25戦目は、スパーキングプラチナチャレンジ（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は森泰斗騎手（6戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のジョーパイロライトをクビ差振り切って4勝目を手にした。

7月22日、中4週で迎えた26戦目は、達城龍次騎手を鞍上に迎えて、S3のプラチナカップ（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、4着に入り込んだ。

8月25日、中4週で迎えた27戦目は、’21 トワイライトカップ（浦和ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は笹川翼騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したプレシャスエースを差し切れず、3馬身差の2着に敗北した。

9月22日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデ戦の夜長月特別（浦和ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は森泰斗騎手（7戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では根気強くタフに走り抜いたが、勝ったブラックジョーに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2021年11月1日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。