テレマティーク（1992年生、母ピンナップ）

テレマティーク（1992年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は栗毛。種牡馬のパルナシヤン（当時7歳）と交配したピンナップが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地22戦3勝2着4回、地方19戦5勝2着1回。1999年の花笠まつり賞(地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

柄崎義信厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1994年）

8月13日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（札幌芝1000m 曇/良）に出走。馬体重は506kg。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が冴えず6着に終わった。

8月27日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

3歳（1995年）

10月7日、約13か月半の休み明けで迎えた3戦目は、亀山泰延騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚に勢いがなく15着に終わった。

11月5日、中3週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。18頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、パシフィックリムに3/4馬身交わされて2着となった。

11月18日、中1週で迎えた5戦目は、4歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではシャープな伸び脚で驀進したが、ヒホーウンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。14頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

4歳（1996年）

3月7日、約3か月の休養明けで迎えた7戦目は、マルチスター特別（浦和ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。最後は、2着のリサズメモリーをクビ差制して初勝利を挙げた。

3月24日、中1週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菊沢隆徳騎手（6戦1勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

4月20日、中3週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦1勝）。12頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったキャロットショウブにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着となった。

5月11日、中2週で迎えた10戦目は、5歳以上500万下の六日町特別（新潟ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったユキノハンサムを半馬身捉え切れず2着に敗北した。

6月1日、中2週で迎えた11戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 曇/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るヤクモエンジェルを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って勝利を手に入れた。

5歳（1997年）

8月2日、約14か月の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝1400m 晴/良）に出走。17頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、5着に終わった。

8月9日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大塚栄三郎騎手（1戦0勝）。17頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月2日、中2週で迎えた14戦目は、セプテンバースター賞（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大塚栄三郎騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、勝ったウエスタンスキャンからクビ差の2着に甘んじた。

9月17日、中1週で迎えた15戦目は、マルチフェア特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で大塚栄三郎騎手（3戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。3着に終わった。

6歳（1998年）

2月1日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた16戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（9戦1勝）。14頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

2月22日、中2週で迎えた17戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（10戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。

3月28日、中4週で迎えた18戦目は、5歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（11戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に敗れた。

4月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた19戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るウエストスタローンを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久方ぶりに勝ち星を挙げた。

5月9日、中3週で迎えた20戦目は、5歳以上900万下の朝日岳特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（12戦1勝）。12頭立ての4番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

6月6日、中3週で迎えた21戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい11着に敗れた。

6月27日、中2週で迎えた22戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の道新スポーツ杯（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（13戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のサントラップをクビ差振り切って勝利をモノにする

7月19日、中2週で迎えた23戦目は、G3の函館スプリントステークス（函館芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は岩部純二騎手（1戦1勝）。13頭立ての13番人気で大外13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に終わった。

7歳（1999年）

2月27日、約7か月半の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた24戦目は、5歳以上1600万下の内外タイムス杯（中山芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（14戦2勝）。16頭立ての15番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚に勢いがなく14着に終わった。

3月14日、中1週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上1600万下のオーシャンステークス（中山芝1200m 外回り曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（15戦2勝）。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず最後はエスケイジルバーと並んで8着同着となった。

5月16日、中8週で馬体重を前走から13kg減らして迎えた26戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、エメラルド特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。最後は、2着のセイカシミズダニに1馬身の差をつけて5勝目を挙げた。

6月1日、中1週で迎えた27戦目は、パール特別（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルアラブに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

6月15日、中1週で迎えた28戦目は、一般A1（上山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（2戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のロイヤルアラブに2馬身半の差をつけて優勝

7月11日、中3週で迎えた29戦目は、地方重賞のラ・フランス賞（上山ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で関本淳騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に敗れた。

8月18日、中4週で迎えた30戦目は、長橋秀樹騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の花笠まつり賞（上山ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月19日、中4週で迎えた31戦目は、地方重賞の以上山城大賞典（上山ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は関本淳騎手（4戦3勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。12着に敗れた。

10月19日、中3週で迎えた32戦目は、G3のさくらんぼ記念（上山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本淳騎手（5戦3勝）。12頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。12着に終わった。

8歳（2000年）

5月4日、約6か月半の休養明けで迎えた33戦目は、一般A（上山ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で関本淳騎手（6戦3勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。6着に終わった。

6月4日、中3週で迎えた34戦目は、佐藤庄一郎騎手を鞍上に迎えて、パール特別（上山ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。7着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた35戦目は、一般A3（上山ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のセイグンリンボーに1馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

7月18日、中1週で迎えた36戦目は、ルビー特別（上山ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月3日、中6週で迎えた37戦目は、サファイヤ特別（上山ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤庄一郎騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。5着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた38戦目は、一般A1（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は長橋秀樹騎手（3戦1勝）。9頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月1日、中1週で迎えた39戦目は、オパール特別（上山ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で長橋秀樹騎手（4戦1勝）。10頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。7着に終わった。

10月17日、中1週で迎えた40戦目は、オパール特別（上山ダート1700m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で長橋秀樹騎手（5戦1勝）。7頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。5着に終わった。

10月31日、中1週で迎えた41戦目は、一般A（上山ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で長橋秀樹騎手（6戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。9着に終わった。