ダイナミックラム（1998年生、母アグリーメント）

ダイナミックラム（1998年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のヤマニンゼファー（当時10歳）と交配したアグリーメントが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者はフクオカファーム。戦績は、中央平地5戦0勝、地方27戦6勝2着6回。2001年の水仙特別で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

ゴールドホースクラブにてで一口馬主が募集された。

田村駿仁厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

1月29日、デビュー戦は村田一誠騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝2000m 晴/重）に出走。馬体重は498kg。15頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に終わった。

2月17日、中2週で迎えた2戦目は、3歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。15頭立ての13番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き13着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた3戦目は、3歳オープンの水仙特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で村田一誠騎手（2戦0勝）。10頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。最後は、勝ったシルバーロケットから1馬身半差の2着となった。

3月25日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で村田一誠騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

4月4日、中0週で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の’01ナイスレイン特別（船橋ダート1600m 晴/稍重）に出走。14頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走し、3着に入った。

8月5日、約4か月の休み明けで迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の’01ナティーサドル特別（船橋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で郷原洋司騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

9月5日、中1週で迎えた8戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のセプテンバーシリーズ第4戦（新潟(地)ダート1700m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

9月30日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は郷原洋司騎手（3戦0勝）。15頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい13着に敗れた。

12月9日、中9週で迎えた10戦目は、真島正徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のサクラトライに7馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

12月23日、中1週で迎えた11戦目は、3歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のアイノマリヌーンに2馬身の差をつけて勝利をモノにする

4歳（2002年）

1月4日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（2戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のイソノキセキをアタマ差振り切って制した。

2月2日、中3週で迎えた13戦目は、下條知之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

2月20日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は真島正徳騎手（3戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のホーミングラヴを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

3月3日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C1 C2（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で真島正徳騎手（4戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したエスワンプロスパーを捕まえ切れず、3/4馬身差の2着に敗北した。

3月19日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島正徳騎手（5戦4勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のエスワンプロスパーに2馬身の差をつけて5勝目を手に入れた。

4月14日、中3週で迎えた17戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島正徳騎手（6戦5勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のカシノオウサマに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

5月5日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1750m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で真島正徳騎手（7戦6勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見せ場なく6着に敗れた。

5月26日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で真島正徳騎手（8戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイキデスペラードを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

6月10日、中1週で迎えた20戦目は、九千部賞（佐賀ダート1750m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で真島正徳騎手（9戦6勝）。12頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

6月30日、中2週で迎えた21戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンボリテキサスに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月21日、中2週で迎えた22戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シンボリテキサスに半馬身交わされて2着となった。

8月17日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上C1（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

9月21日、中4週で迎えた24戦目は、権藤学騎手を鞍上に迎えて、九千部賞（佐賀ダート1750m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず10着に終わった。

12月21日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg減らして迎えた25戦目は、吉井浩和騎手を鞍上に迎えて、俵山カップ（荒尾ダート1500m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。6着に敗れた。

5歳（2003年）

1月2日、中1週で迎えた26戦目は、西村栄喜騎手を鞍上に迎えて、倉岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

1月20日、中2週で迎えた27戦目は、村松学騎手を鞍上に迎えて、M&Kジョッキーズカップ（第3戦）（荒尾ダート1500m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。5着に終わった。

2月22日、中4週で迎えた28戦目は、りんどう賞（荒尾ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は西村栄喜騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、勝ったエイティアローからクビ差の2着に惜敗した。

3月18日、中2週で迎えた29戦目は、龍ヶ岳カップ（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西村栄喜騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。4着に終わった。

4月22日、中4週で迎えた30戦目は、一般A2 B2（荒尾ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で西村栄喜騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5月14日、中2週で迎えた31戦目は、一般B2（荒尾ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で西村栄喜騎手（4戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。4着に敗れた。

5月28日、中1週で迎えた32戦目は、一般B2 C1（荒尾ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で西村栄喜騎手（5戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。8着に終わった。