サーストンベルガー（1990年生、母クインバージ）
Thurston Berger
1990.02.18
サーストンベルガー（1990年2月18日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルゼンスキー（当時16歳）と交配したクインバージが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）本間牧場。戦績は、中央平地33戦3勝2着4回、地方8戦3勝。主な勝ち鞍は1994年の5歳以上900万下。
経歴
デビュー前
河野通文厩舎（美浦）へ入厩。
3歳（1993年）
1月31日、デビュー戦は安田富男騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。馬体重は466kg。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味光る末脚を披露したが、3着に終わった。
2月20日、中2週で迎えた2戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、3着に終わった。
4月4日、中5週で迎えた3戦目は、日吉正和騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露したが、3着に終わった。
4月18日、中1週で迎えた4戦目は、4歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、驚異的な末脚を弾けさせて、最後は2着のスーパーエイブルに1馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。
5月2日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、抜け出したビッグトリリオンにアタマ差届かず2着に甘んじた。
5月15日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下（東京芝2300m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。
6月5日、中2週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のロベリア賞（東京芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に敗れた。
6月12日、連闘で迎えた8戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では超凡な末脚を発揮したが、3着に終わった。
10月2日、約3か月半の休み明けで迎えた9戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鮮やかな伸び脚で急追したが、勝ったハニーダッチェスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。
10月17日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るアクティースワローを自慢の末脚で半馬身差し切って断トツ人気に応えた。
10月31日、中1週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の紅葉特別（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（6戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり7着に終わった。
11月20日、中2週で迎えた12戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。
12月12日、中2週で迎えた13戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見事な伸び脚で追い上げたが、抜け出したヒカルイットウセイを差し切れず、1馬身1/4差の2着となった。
12月25日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。凄まじいハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線ではキレのいい末脚を披露したが、5着に終わった。
4歳（1994年）
1月8日、中1週で迎えた15戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（7戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。
1月31日、中2週で迎えた16戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（8戦2勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタイストレートに1馬身半の差をつけて3勝目を収める
2月14日、中1週で迎えた17戦目は、テレビ山梨杯（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（9戦3勝）。14頭立ての10番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に終わった。
4月24日、中9週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、丹沢ステークス（東京ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、5着に終わった。
5月15日、中2週で迎えた19戦目は、清山宏明騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦の堺ステークス（阪神ダート1400m 曇/不良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。
7月9日、中7週で迎えた20戦目は、鹿戸雄一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の室蘭特別（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に終わった。
5歳（1995年）
1月7日、約6か月の休養明けで迎えた21戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。
1月28日、中2週で迎えた22戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。
2月19日、中2週で迎えた23戦目は、5歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入った。
3月11日、中2週で迎えた24戦目は、M.ロバーツ騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の常陸特別（中山芝2000m 晴/不良）に出走。8頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では全く伸びず4着に敗れた。
4月1日、中2週で迎えた25戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の安房特別（中山芝2000m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続でM.ロバーツ騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな伸び脚で猛追したが、抜け出したトウコウニクラウスにクビ差届かず2着に甘んじた。
5月14日、中5週で迎えた26戦目は、坂本勝美騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の秩父特別（東京芝1800m 曇/良）に出走。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず9着に敗れた。
11月5日、約6か月の休養明けで迎えた27戦目は、A.ムンロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。
11月18日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でA.ムンロ騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始7番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。
12月3日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上900万下の美浦特別（中山芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（2戦0勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。
12月24日、中2週で迎えた30戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下のグッドラックハンデキャップ（中山芝2500m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて8着に敗れた。
6歳（1996年）
1月14日、中2週で迎えた31戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では決め手が足りず5着に敗れた。
2月11日、中3週で迎えた32戦目は、5歳以上900万下（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は安田富男騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では天性の勝負根性でゴールまで力闘したが、3着に終わった。
3月10日、中3週で迎えた33戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上はM.ロバーツ騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では脚が残っておらず10着に敗れた。
5月13日、中8週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた34戦目は、佐藤雅彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。7頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のピアフォリーに4馬身の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。
5月25日、中1週で迎えた35戦目は、一般A（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（1戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のスティーブに4馬身の差をつけて5勝目を奪取した。
7月7日、中5週で迎えた36戦目は、千葉淳志騎手を鞍上に迎えて、赤松杯（盛岡ダート1800m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。5着に敗れた。
10月12日、約3か月の休み明けで迎えた37戦目は、一般A（盛岡ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。4着に敗れた。
10月28日、中1週で迎えた38戦目は、けやき賞（盛岡ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤雅彦騎手（3戦2勝）。11頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。
12月29日、中8週で迎えた39戦目は、一般A（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は千葉淳志騎手（1戦0勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。
7歳（1997年）
1月8日、中0週で迎えた40戦目は、一般A（水沢ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は佐藤雅彦騎手（4戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。
2月16日、中5週で迎えた41戦目は、中島裕明騎手を鞍上に迎えて、大阿蘇賞（荒尾ダート2000m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。最後は、2着のダンディトップに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。