アドマイヤコメット（2016年生、母アドマイヤオウカ）

アドマイヤコメット（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋彗星」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時8歳）と交配したアドマイヤオウカが8歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。2020年のフェアリーカップ(牝)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

西村真幸厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2018年）

10月20日、デビュー戦は岩田康誠騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（京都芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は450kg。18頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では伸びあぐねて12着に敗れた。

11月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（京都芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で岩田康誠騎手（1戦0勝）。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手が足りず5着に終わった。

3歳（2019年）

1月26日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に敗れた。

2月16日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 曇/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、最後はゼロカラと並んで5着同着となった。

4月27日、中9週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、後続との差を2馬身以上保って、超スローペースで馬群を先導。先頭のまま5馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の強靭な心肺能力でなんとか走り抜いたが、スコッチリールに交わされて2馬身差の2着となった。

7月28日、約3か月の休み明けで迎えた6戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

8月11日、中1週で迎えた7戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ハイペースで集団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

10月7日、中7週で馬体重を前走から21kg増やして迎えた8戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトウカイマーレに9馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

10月21日、中1週で迎えた9戦目は、一般C2一（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦1勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、ワンダフルキングスにアタマ差交わされて2着となった。

11月4日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、一般C1四（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のホワイトストームに1馬身1/4の差をつけて断トツ人気に応えた。

12月17日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、一般C1一（水沢ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のニシノゲンキマルに4馬身の差をつけて3勝目を手に入れた。

12月31日、中1週で迎えた12戦目は、オッズパーク賞（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミネオラチャンに6馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

4歳（2020年）

4月5日、約3か月の休み明けで迎えた13戦目は、一般B1（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（5戦4勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

5月18日、中5週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、ピンクダイヤモンド賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（6戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。先手を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般B1三（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（7戦4勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のマツリダバッハに1馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月6日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定オープンのフェアリーカップ（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（8戦5勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚を持続できず、3着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた17戦目は、一般B1二（盛岡ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で山本政聡騎手（9戦5勝）。7頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

8月9日、中1週で迎えた18戦目は、岩手伝統工芸南部鉄器賞（盛岡ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で山本政聡騎手（10戦5勝）。12頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。端に立つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ミズサンタイムに半馬身交わされて2着となった。

9月13日、中4週で迎えた19戦目は、秋風特別（盛岡ダート1600m 小雨/良）に出走。鞍上は12戦連続で山本政聡騎手（11戦5勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、ニシノゲンキマルにハナ差交わされて2着に甘んじた。

9月28日、中1週で迎えた20戦目は、野分特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は13戦連続で山本政聡騎手（12戦5勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では豪快な末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のサンエイバラードに1馬身3/4の差をつけて1着ゴールを果たした。

10月26日、中3週で迎えた21戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は14戦連続で山本政聡騎手（13戦6勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。

11月8日、中1週で迎えた22戦目は、霜月特別（盛岡ダート1600m 小雨/重）に出走。鞍上は15戦連続で山本政聡騎手（14戦6勝）。11頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、ミズサンタイムにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月7日、中3週で迎えた23戦目は、仲冬特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は16戦連続で山本政聡騎手（15戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

12月31日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた24戦目は、歳末特別（水沢ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は17戦連続で山本政聡騎手（16戦6勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして、最後は2着のサンエイプリンスに1馬身半の差をつけて勝利を手中に収めた。

5歳（2021年）

3月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた25戦目は、弥生特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は18戦連続で山本政聡騎手（17戦7勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

4月12日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた26戦目は、卯月特別（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で山本政聡騎手（18戦7勝）。10頭立ての5番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず10着に敗れた。

5月10日、中3週で迎えた27戦目は、皐月特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は20戦連続で山本政聡騎手（19戦7勝）。12頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後はスピードが落ちてしまい6着に敗れた。

5月24日、中1週で迎えた28戦目は、山本聡哉騎手を鞍上に迎えて、青葉特別（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

6月8日、中1週で迎えた29戦目は、関本淳騎手を鞍上に迎えて、麦秋特別（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着に入った。

7月6日、中3週で迎えた30戦目は、陽光特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は山本政聡騎手（20戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、レールガンに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

7月20日、中1週で迎えた31戦目は、浜木綿特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（21戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた32戦目は、向日葵特別（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（22戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

8月30日、中3週で迎えた33戦目は、新涼特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（23戦7勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐいぐいと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のウインルーカスに2馬身半の差をつけて8勝目をゲットした。

9月26日、中3週で迎えた34戦目は、牝馬限定地方重賞のヴィーナススプリント（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で山本政聡騎手（24戦8勝）。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

10月12日、中1週で迎えた35戦目は、神無月特別（盛岡ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で山本政聡騎手（25戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしぶとく伸び続けたが、ジェイケイブラックに交わされて3馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた36戦目は、紅葉特別（盛岡ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で山本政聡騎手（26戦8勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、レールガンに交わされて4馬身差の2着となった。

11月8日、中1週で迎えた37戦目は、霜月特別（盛岡ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で山本政聡騎手（27戦8勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

11月23日、中1週で迎えた38戦目は、2021盛岡ファイナル特別（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で山本政聡騎手（28戦8勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

デビュー前

小西重征厩舎（岩手）へ入厩。

2022年1月3日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。

デビュー前

小西重征厩舎（岩手）へ入厩。