サツキムスメ（1992年生、母Flying Rumor）

経歴

デビュー前

2歳（1994年）

9月10日、デビュー戦は小島貞博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、ヤマニンパラダイスに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月25日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では勢いよく末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のテンザンコロナに1馬身3/4の差をつけて初勝利を挙げた。

10月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳G2のデイリー杯3歳ステークス（阪神芝1400m 曇/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

11月6日、中1週で迎えた4戦目は、3歳500万下のかえで賞（京都芝1200m 雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸びを見せたが、ワンダーピアリスにクビ差交わされて2着に甘んじた。

3歳（1995年）

7月22日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた5戦目は、4歳以上500万下の筑紫特別（小倉芝1200m 雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（4戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいい脚を見せられず11着に敗れた。

9月3日、中5週で迎えた6戦目は、4歳以上500万下の九重特別（小倉芝1200m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のサルバトリーチェを3/4馬身振り切って雨中の混戦を制した。

9月24日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた7戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の乙訓特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（6戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

10月15日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、小谷内秀夫騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の大日岳特別（新潟芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたオギサバンナ決め手に屈して半馬身差の2着に敗北した。

11月19日、中4週で迎えた9戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の花背特別（京都芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

12月2日、中1週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の伊吹山特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（7戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。

4歳（1996年）

2月11日、中9週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の火の山特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり4位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

3月10日、中3週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で5歳以上900万下の須磨特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（8戦2勝）。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

3月24日、中1週で迎えた13戦目は、角田晃一騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の山陽特別（阪神芝1600m 曇/良）に出走。11頭立ての7番人気で大外11番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り10着に終わった。

7月20日、約4か月の休養明けで迎えた14戦目は、4歳以上500万下の村上特別（新潟芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は小島貞博騎手（9戦2勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて突き抜け、最後は2着のビバノンノに3馬身半の差をつけて3勝目を収める

8月11日、中2週で迎えた15戦目は、4歳以上900万下の別府特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（10戦3勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のスーパークロスをハナ差振り切って優勝

8月24日、中1週で迎えた16戦目は、やまなみステークス（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（11戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではきっちりと末脚を伸ばして、最後は2着のエイティグローを3/4馬身振り切って優勝

11月3日、中9週で迎えた17戦目は、牝馬限定戦のユートピアステークス（東京芝1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（12戦5勝）。18頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、6着に終わった。

11月30日、中3週で迎えた18戦目は、ハンデ戦の仲冬ステークス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島貞博騎手（13戦5勝）。16頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

12月21日、中2週で迎えた19戦目は、ハンデ戦でオープンのシリウスステークス（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小島貞博騎手（14戦5勝）。13頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

5歳（1997年）

11月8日、約10か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた20戦目は、4歳以上1600万下のドンカスターステークス（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小島貞博騎手（15戦5勝）。18頭立ての9番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が悪くなり14着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた21戦目は、G2のCBC賞（中京芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は8戦連続で小島貞博騎手（16戦5勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

11月29日、連闘で迎えた22戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1600万下の’97ゴールデンスパートロフィー（阪神芝1400m 曇/稍重）に出走。13頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。