エイシンテムジン（2020年生、母ダンスオンザルーフ）

A Shin Temujin

2020.03.27

エイシンテムジン（2020年3月27日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+モンゴル人の族長の名前」。毛色は鹿毛。種牡馬のエイシンヒカリ（当時9歳）と交配したダンスオンザルーフが12歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は栄進牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方21戦13勝2着5回。主な勝ち鞍は2023年の3歳以上C1。

経歴

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

12月4日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝1800m 外回り 曇/良）に出走。馬体重は464kg。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では速い脚を使えず6着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではいいところがなく14着に終わった。

3歳（2023年）

2月19日、中7週で迎えた3戦目は、松若風馬騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（小倉芝1200m 小雨/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての5番人気で17番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

3月18日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（中京芝1200m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で松若風馬騎手（1戦0勝）。18頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。

デビュー前

今野貞一厩舎（栗東）へ入厩。

4月29日、デビュー戦は松若風馬騎手を鞍上に据えて、3歳戦の3歳未勝利（京都ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は472kg。15頭立ての2番ゲートからスタート。競走除外となった。

6月25日、約3か月半の休み明けで迎えた5戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は3戦連続で松若風馬騎手（2戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚が上がってしまい8着に終わった。

7月23日、中3週で迎えた6戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（札幌芝1200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では鋭い脚を使えず15着に敗れた。

8月27日、中4週で迎えた7戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（札幌ダート1000m 曇/良）に出走。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には届かず6着に敗れた。

10月11日、中5週で迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のセイプレシャスに8馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

11月3日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のヤマタケメジャーに4馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

11月23日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させてあっさりと抜け出し、最後は2着のブライテンに4馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月21日、中3週で迎えた11戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦3勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーシャに3馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

4歳（2024年）

1月16日、中3週で迎えた12戦目は、食べようひょうごの畜産物賞（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（4戦4勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったクリニエールグラスに詰め切れず、2馬身差の2着に敗北した。

6月5日、約4か月半の休養明けで迎えた13戦目は、吉村誠之助騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を披露したが、3着に終わった。

6月20日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C1（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（5戦4勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るセトノダイヤモンドを途轍もない末脚で交わし去り、最後は5馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

7月10日、中2週で迎えた15戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（6戦5勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとさが光る走りを見せたが、抜け出したシフノスを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた16戦目は、3歳以上B2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（7戦5勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るホクザンバーリイをクビ差だけ差し切って断トツの支持に応えた。

11月7日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、3歳以上C1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（8戦6勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカネミツエースに1馬身1/4の差をつけて単勝一倍台の評価に応えた。

11月27日、中2週で迎えた18戦目は、ツバキ賞（園田ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で吉村智洋騎手（9戦7勝）。8頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではグイグイと末脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマダムホークに1馬身半の差をつけて先頭ゴールを果たした。

12月26日、中3週で迎えた19戦目は、太子ひまわり特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で吉村智洋騎手（10戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のモイルに1馬身3/4の差をつけて破竹の4連勝を決めた。

5歳（2025年）

1月14日、中2週で迎えた20戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、睦月特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のバイラをクビ差振り切って怒涛の5連勝を決めた。

2月5日、中2週で迎えた21戦目は、姫路カシの木特別（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小牧太騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のモカラエースを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。

3月6日、中3週で迎えた22戦目は、つくし賞（姫路ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で小牧太騎手（2戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るゴールドレッグスを上がり3位の末脚でアタマ差だけ差し切って圧巻の7連勝を決めた。

7月2日、約4か月の休み明けで迎えた23戦目は、向暑特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小牧太騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅調な伸びを見せたが、勝ったグロリアスアポイにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

7月30日、中3週で迎えた24戦目は、しまね和牛特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小牧太騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のマイネルアラウダに3馬身半の差をつけてファンの高評価に応えた。

8月21日、中2週で迎えた25戦目は、逆瀬川特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で小牧太騎手（5戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

9月17日、中3週で迎えた26戦目は、なにわの畜産ひろば特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で小牧太騎手（6戦4勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、伸びてきたモズアカボス決め手に屈してアタマ差の2着に甘んじた。

10月8日、中2週で迎えた27戦目は、猪名川特別（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で小牧太騎手（7戦4勝）。12頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月23日、中1週で迎えた28戦目は、DASHよかわ開設17周年記念（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で小牧太騎手（8戦4勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではスパッと切れる脚で追い上げたが、抜け出したトップヴィヴィットを差し切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

11月19日、中3週で迎えた29戦目は、朝来市 岩津ねぎ特別（園田ダート1230m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で小牧太騎手（9戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るトップヴィヴィットを上がり1位の末脚でクビ差だけ差し切って勝利数を14に伸ばす