スターオブザナイル（2016年生、母ジュエルオブナイル）

スターオブザナイル（2016年3月19日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「ナイルの星。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のノヴェリスト（当時7歳）と交配したジュエルオブナイルが10歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。主な勝ち鞍は2020年の神木くん25周年特別(一般C1-3)。

経歴

デビュー前

グリーンファーム愛馬会にて総額2,000万円（10万×200口）で一口馬主が募集された。

荒川義之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2019年）

5月18日、デビュー戦は吉田隼人騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は502kg。15頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

6月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。13頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。

7月7日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1400m 曇/重）に出走。16頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい11着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた4戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。17頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では決め手が足りず9着に終わった。

2019年7月31日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

8月25日、中3週で迎えた5戦目は、多田羅誠也騎手を鞍上に迎えて、3歳（高知ダート1400m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のキングアーサーに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月7日、中1週で迎えた6戦目は、3歳（高知ダート1300m 曇/不良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（1戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のソダネーに3馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

9月23日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、一般C3 13（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（2戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて8番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のミコノホマレに5馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

10月12日、中2週で迎えた8戦目は、一般C3 15（高知ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（3戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、ワークアンドリッチに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月26日、中1週で迎えた9戦目は、赤岡修次騎手を鞍上に迎えて、一般C3 13（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。12頭立ての2番人気に推されて大外12番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のレンレンに1馬身の差をつけて4勝目を収める

11月17日、中2週で迎えた10戦目は、一般C3-8（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で赤岡修次騎手（1戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のレッドヴェルサスに6馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

12月1日、中1週で迎えた11戦目は、ハマギク特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で赤岡修次騎手（2戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではビュッとキレる脚で猛進したが、セイゲイルに半馬身交わされて2着に敗北した。

12月8日、連闘で迎えた12戦目は、TT結婚11周年特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で赤岡修次騎手（3戦2勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のボルドーアストルに2馬身の差をつけて断然人気に応えた。

12月29日、中2週で迎えた13戦目は、スイセン特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で赤岡修次騎手（4戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、トライアンフに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2020年）

1月12日、中1週で迎えた14戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で赤岡修次騎手（5戦3勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を爆発させて先頭を奪い、最後は2着のファイトエルフに2馬身の差をつけて断然の支持に応えた。

5月9日、約4か月の休養明けで迎えた15戦目は、一般C3-2（高知ダート1400m 雨/良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（4戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

5月17日、連闘で迎えた16戦目は、一般C3ハ（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（6戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

6月13日、中3週で迎えた17戦目は、一般C2-7（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（5戦3勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のソウルキングに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

6月27日、中1週で迎えた18戦目は、夏至特別（高知ダート1600m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（6戦4勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた19戦目は、塩治佑介お誕生日特別（高知ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（7戦4勝）。11頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばしてすんなりと抜け出し、最後は2着のホープライズに3馬身の差をつけて1着ゴールを果たした。

7月26日、中1週で迎えた20戦目は、馬王道一周年記念特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で多田羅誠也騎手（8戦5勝）。9頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では強烈な末脚を炸裂させて、最後は2着のオーラロードをハナ差振り切って勝利をモノにする

8月16日、中2週で迎えた21戦目は、轟の滝特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で多田羅誠也騎手（9戦6勝）。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、コパノジョウオーに交わされて2馬身差の2着となった。

8月30日、中1週で迎えた22戦目は、池公園特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は6戦連続で多田羅誠也騎手（10戦6勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた23戦目は、西川敏弘騎手を鞍上に迎えて、五台山特別（高知ダート1900m 曇/不良）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

10月4日、中2週で迎えた24戦目は、岡山県ももたろう特別（高知ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（11戦6勝）。12頭立ての4番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

10月18日、中1週で迎えた25戦目は、しまね和牛特別（高知ダート1300m 曇/重）に出走。鞍上は赤岡修次騎手（7戦4勝）。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月29日、中5週で迎えた26戦目は、神木くん25周年特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は多田羅誠也騎手（12戦6勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一寸刻みに前との差を詰めて、最後は2着のルリジオンをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす

12月19日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた27戦目は、一般B4（高知ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で多田羅誠也騎手（13戦7勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に敗れた。

5歳（2021年）

1月1日、中1週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた28戦目は、一般B4（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で多田羅誠也騎手（14戦7勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る恰好となり、で馬群を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では見せ場なく9着に終わった。

5月23日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた29戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、薄暑賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

6月20日、中3週で迎えた30戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で竹吉徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナに立ち、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が悪くなり5着に敗れた。

7月4日、中1週で迎えた31戦目は、うまかつ.net賞（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で竹吉徹騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、で集団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に敗れた。

7月24日、中2週で迎えた32戦目は、大暑賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で竹吉徹騎手（3戦0勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、メイショウレイゲツに3/4馬身交わされて2着となった。

8月22日、中3週で迎えた33戦目は、雁来月賞（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で竹吉徹騎手（4戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では不撓の闘争本能で渋太く粘り続けて、最後は2着のクロスワールドをアタマ差振り切ってファンの高評価に応えた。

9月4日、中1週で迎えた34戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で竹吉徹騎手（5戦1勝）。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた35戦目は、SAGAイブニング賞（佐賀ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で竹吉徹騎手（6戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、で一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

10月10日、中2週で迎えた36戦目は、ほとめきナイター賞（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で竹吉徹騎手（7戦1勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって8着に終わった。